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あなたはプログラミングの学習をはじめたいと思っても、まず何をすればいいのか、どんな勉強をすればいいのかわからないことはありませんか?
「難しそうだし、書籍やネットの記事を参考にしても専門用語の意味がすでにわからない」など、プログラミングの面白さに辿り着く前に挫折してしまうケースも少なくありません。
この記事では、そんなプログラミング超初心者のあなたの疑問や不安にお応えするべく、プログラミング学習に必要な事をまとめました。
プログラミングを効率良く学ぶための方法が、あなたにもきっと見つかるでしょう。
この記事の目次
プログラミングとは?
プログラムがどのようなものかはご存知でしょうか。
そのままの意味では、物事を実行する計画書や、手順を記したものを指します。コンピュータのプログラムも、コンピューターを動作させるための手順を書いたもののことです。
では、プログラムはどのような仕組みで、コンピューターに働きかけるのでしょうか。
プログラミングの仕組み
プログラムとは、コンピュータにさせたい手順や工程などが記されたレシピのようなもので、用途や目的によって、適したプログラミング言語で正しい順序を守って記述する必要があります。
プログラムは、HDD(ハードディスクドライブ)やSSD (ソリッドステートドライブ) などの補助記憶装置などに記憶されるのですが、処理速度をあげるためにOSやアプリ起動のタイミングなどで、メインメモリという、一時的にデータを保存できる装置に記録されます。
コンピュータの中枢部にあるCPUとよばれる処理装置が、メインメモリに記録されたプログラムやデータを読み取り、高速で処理することで、コンピュータが動作します。
コンピューターに対する一連の指示を羅列したものをソースコードとよびますが、プログラミング=コードを書くということをイメージする方は多いと思います。
しかし、このコードを記述することだけがプログラミングではありません。
プログラミングとは「目的の明確化(企画)」に始まり、「設計」「実装」「修正」の4つの段階をすべて含めたものをさします。
・目的の明確化(企画)…最初にやるべきことで、プログラムを使い、コンピュータに何をしてほしいのか、どんな問題を解決するための動作をさせるのかを具体的に決める事です。どんなアプリケーションを作成するのかもこの手順に入ります。
・設計…最初に決めた目的を果たすために必要な「仕事内容」や「手順」を設計する作業です。特にtwitterやfacebookのようなSNSサイトや、クックパッドのような投稿サイト。amazonのような通販サイトを開発するためにはデータベース設計が非常に大事です。
・実装…設計した内容を、コンピュータに伝えるために組み込んでいく作業です。
・修正…プログラムは、決められた文法に沿って作成する必要があり、誤りがないか確認したり、思うように動作しなかった場合には修正作業を行う必要があります。
プログラミングについて詳しく解説している記事です。こちらもご参照ください。
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プログラミングを学ぶメリットは?
興味や好奇心でプログラミングを勉強する前に、プログラミングを学ぶメリットについて考えてみましょう。
具体的には、「社会的な需要が高い」「論理的思考が身に付く」「抽象化能力が身に付く」「問題分析力と解決能力が身につく」などが挙げられます。
「社会的な需要が高い」というのは、現在IT業界全体的にエンジニア不足が深刻化していることが問題視されています。
そのため、プログラミングは、就職や転職、キャリアアップにも大いに役立つスキルであるともいえます。
「論理的思考」が身に付く理由として、プログラミングでは、曖昧な表現はありません。命令と結果が明確であり、そのために必要なことが何か、手順を細分化して論理的に組み立てます。エラーがあれば、原因を突き止めない限り先には進めません。
「抽象化能力」というのは、物事の全体像をつかみ、本質を見抜くという能力のことです。共通点を把握し、理解することで知見が深まり、汎用性も高まります。
プログラミングの作業では、大抵エラーが起こり、スムーズに処理がすすみません。その原因としては、コードの記述ミスであったり処理の順序に問題があったりと、さまざまです。
その問題が発生している原因を推測し、コードを組み立て直したり、書き替える作業を繰り返すことで問題把握能力と解決能力が自然と身についていくのです。
この「論理的思考」と「抽象化能力」を併せもつことで、結果的に問題分析能力や問題解決能力も高まります。
プログラミングを学習することのメリットについて、以下の記事でも詳しく紹介しているのでご一読ください!
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プログラミングで何ができる?
プログラミングの主な仕事として、コンピュータに指示した内容に基づいて一定の処理を行います。処理の結果や条件に応じた動作ができるので、作業の自動化などで大きな役割を果たします。
・自動処理…監視・保守・管理が必要ではありますが、プログラムを組み込むことによって、自動で作業させることができます。
エラーなどが起こらない限り、確実で正確な動作を繰り返し継続することができます。
・遠隔処理…プログラミングは、コンピュータ上のデータを用いて行うため、インターネットを通じてたくさんの方との情報共有や、離れた場所でもコンピュータの制御などをすることができます。
現在では、身の回りにある電化製品のほとんどにプログラムが組み込まれています。例をあげると「スマートフォンの全ての操作」「テレビの番組表や各種操作」「炊飯器の動作」「冷蔵庫の温度管理」など、普段あなたが何気なく使用している機能はプログラムによるものです。
今やインターネットは「スマートフォン」や「パソコン」などを利用して、世界各国で使用することができます。
さらに、そのインターネットを利用した「銀行ATM」「アプリ」「SNS」「ネットショッピング」や「掲示板」などの、私たちが普段何気なく利用しているサービスは、全てプログラムにより作られ、提供されています。
プログラミングを使いこなせるようになると、人々の日常をより便利にするためのサービスを生みだし、提供できるようになるのです。
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プログラミング入門で初心者が知っておくべきことは?
また独学を試みて、挫折した方もいるでしょう。そうした方でも、やり方次第できちんとプログラミングを身につけられます。挫折経験者でも大丈夫です。
まずは、プログラミングを学ぶにあたって、知っておいて欲しいことや心構えなどを簡単に説明します。
だれでも習得可能なその理由とは?
難解そうに見えるプログラミングも、やりかた次第では誰でも習得可能といわれています。
ロジックを学び、正しい手順で学習すれば、初心者から初めても短期間でプログラマーという仕事で活躍することも不可能ではありません。それまで全くプログラミングをやったことが無かった人でも大丈夫です。
以下の記事は、未経験からエンジニアに転職した方のインタビュー記事です。ぜひ参考にしてください。
→【プログラミングの始め方】ゼロからプログラミングを独学で勉強する方法
何のために学ぶのかを明確にしよう
目的を明確にすることは、プログラミング学習の手段や方向性を決める第一段階です。
作りたいものやWebサービスなどがはっきりとしていれば選びやすいのですが、漠然と就職に役立ちそうだから、学んだあとに何を作るか決めたいという考えの方は、慎重に検討する必要があります。
たとえば次のように、何がしたいかによって使用するプログラミング言語が異なります。せっかく学習したのに、作りたいものが作れないなんてことにならないようにしましょう。作りたいものが作れないと、モチベーションが落ち、挫折の原因になるからです。
- 初心者でも挑戦しやすい言語は「Python」「Ruby」
- Web画面に動きをつける時には「JavaScript」
- 需要が高く、様々な場所で活躍できる「Java」
- VRゲーム開発をするなら「C#」
- Apple製品であるiOS専用の言語は「swift」
- 全ての言語の基礎とも言われている「C言語」
以下の記事は、PHPとJavaScriptに絞ってそれぞれ詳しく解説しているので、ご参照ください。
プログラミング学習環境を整えよう
CPUは、パソコンの脳みそと例えられ、処理速度に関わってくる部分です。プログラミングに対応するには、2.5GHz以上のものを選ぶようにしましょう。
また、メモリはいくつかのソフトを同時に動かしたり、容量の大きいソフトを動かしたりするために必要になる部分です。4GB以上のものを選びましょう。
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パソコンの性能 Mac編
プログラミング学習のためにPCの購入を検討しているのであれば、一般的にはMacがオススメされています。
使い方の方針にもよりますが、理由として、動作が軽くて環境構築も楽なうえ、使いやすいことです。
パソコンの性能 Windows編
Windows7・8では、以下の順に開いていくと自分のパソコンの性能が数字で記載されています。
コントロールパネル→システムとセキュリティ→Windowsエクスペリエンス インデックス
Windowsでももちろんプログラミングは可能です。圧倒的なシェア率があり、コストパフォーマンスの良さも人気の理由です。また、ソフトウェアの種類も多く、拡張も簡単にできます。
それぞれにメリット、デメリットなどあるので、悩んでいる方はこちらの記事も参考にしてみましょう。
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プログラミング学習に必要な時間やコストは?
初心者からプログラミングの勉強をはじめて、習得するまでにどれくらいの時間やコストがかかるのでしょうか。
人によっては1000時間以上かかるという方もいますが、もちろん学習方法や環境によって個人差があります。モチベーションの大きさによっても変わります。
PCやオンライン環境が整ったうえで、学習方法として書籍やインターネット、無料の学習サイトが多数存在するので、独学の場合は低コストで習得することが可能です。
ただし、自己管理ができ、毎日継続して学習する意欲がなければ、習得するまでの時間もそれなりにかかります。
プログラミングスクールに通った場合、たとえば1カ月程度の短期集中コースや3カ月コース、6カ月コースなど、難易度やコース内容にもよりますが、期間内にスクールのカリキュラムが組まれているので計画的に学習できます。
金額もコースによりそれぞれですが、数万円~数十万円の料金が必要となるでしょう。
モチベーション維持のためにも将来の自分への投資と割り切り、費用対効果について真剣に考えてみることも大切です。
プログラミングの環境構築について
Webアプリケーションは、すべてサーバと呼ばれるコンピュータで動きます。このサーバの多くは、「Linux」という「Unix系OS」で動いています。
プログラミングでは、プログラムを動かすための環境を構築する必要があり、コードを記述するテキストエディタの他に、MacのPCを使用している場合は「ターミナル」、WindowsのPCを使用している場合は主に「コマンドプロンプト」などを使用する場合があります。
「Linuxコマンド」を学習することで、環境構築にも対応できるようになるでしょう。
詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。
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プログラミング言語の種類と目的を知ろう
そんな中から、どの言語を選べばよいのか?これから勉強しようという方には、難しい選択だとおもいます。
ここでは、現場でよく使われる人気のプログラミング言語をおおまかに紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
- プログラミングとは何か?を世界一わかりやすく解説
- 【プログラミングの始め方】ゼロからプログラミングを独学で勉強する方法
- 【プログラミングの始め方】ゼロからプログラミングを独学で勉強する方法
- 【プログラミングの始め方】ゼロからプログラミングを独学で勉強する方法
- 【2017年最新版】入門におすすめ!注目プログラミング言語15選
プログラミング学習方法
大きく分けて次の方法があります。
- 独学(書籍・学習サイトなど)
- プログラミングスクールやセミナーで学ぶ
- 専門学校や大学で学ぶ
基礎から学び、段階を踏んで確実にステップアップしていくために、自分にぴったりの手段を選択しましょう。
独学で学ぶ
プログラミングを独学で勉強するときにオススメの方法は、インターネットの学習サイトで勉強することです。
動画を見ながら授業を受けているような感覚で学習できるものや、ゲーム感覚で楽しみながら学べるものもあります。
動画の学習サイトを利用する
インターネットで検索すると、「schoo」「paiza」「ドットインストール」などの、動画を見ながら勉強できるプログラミング学習サイトが見つかります。
コードの書き方以外にも、その言語の周辺知識を学ぶことができるコンテンツや、課題を解きながら実践的なトレーニングができるなど、効果的に学習できる工夫がされているものが多くあります。
基礎レベルの学習であれば、無料で利用できる学習サイトもあるので、まずは独学で勉強したいという方は、これらのサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
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ゲーム性のある学習サイトで遊びの要素を取り入れる
学習サイトの中には、ゲームのような感覚で楽しみながらプログラミングの学習ができるものがあります。
たとえば「Progate」の場合、課題を解いて勉強を進めていくことで、学習の進捗状況が一目でわかるよう、レベルやチャートで確認することができます。
ほかにも、プログラミングをゲームで学べるサイトを紹介しているので、興味のある方は参考にしてみましょう。
→【プログラミングの始め方】ゼロからプログラミングを独学で勉強する方法
独学でプログラミングを習得するためには、時間の使い方と教材の選び方によって、計画的に学習を進めていけるかが決まります。
以下の記事でも独学でプログラミングを学ぶためのコツを紹介しています。
→プログラミング独学で挫折しない勉強法と成功させる4つのコツ
スクールで学ぶ
効率よくプログラミングを学ぶのであれば、就職・転職などの将来的なことを含めて、スクールに通うことによるメリットは大きいでしょう。
コストはかかりますが、プロのエンジニアなどから実践的な技術を直接指導を受けられ、個々のレベルに合わせた学習計画や進捗状況を管理してくれるため、プログラミングを勉強することに集中できます。
また、卒業後の就職・転職支援や、技術サポートをしているスクールもあるため、初心者には心強い存在になるでしょう。
日中まとまった時間をとりにくい社会人や学生のために、週末や夜間、オンラインでの講習を取り入れているスクールもあるので安心です。
「【初心者OK】社会人におすすめ プログラミング教室 15校比較」の記事では、社会人にもオススメのプログラミング教室を紹介しています。
専門学校や大学で学ぶ
大学でもプログラミングの基礎を学ぶ事はできますが、専門知識を掘り下げて学ぶとなると、専門学校の方が優勢ともいえます。また、目指すエンジニアの種類によっても、オススメの学校や専攻が異なります。
専門学校や大学で学ぶことで、資格の取得やコンテストなどに挑戦してみたり、仲間と目標を共有したり、また近くにライバルがいることによってモチベーションの維持にもつながります。
以下、参考記事もありますので、ぜひご覧ください。
→【プログラミングの始め方】ゼロからプログラミングを独学で勉強する方法
参考にしたいプログラミング入門書籍6選
ここでは、初心者にもわかりやすく、基礎や概念を学習するためにオススメの書籍を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
プログラミングの基礎を学ぶ
世界中の成功者がなぜプログラミングを学んでいるのか。
そして、世界中で2億人以上が夢中になった具体的な学び方について徹底紹介されています。
これからプログラミングをはじめる方にお勧めの一冊です。
オブジェクト指向について理解する
ソフトウェア開発技術において、オブジェクト指向について学ぶことはプログラミング学習をすすめるうえで欠かせません。
複雑で苦手意識をもちやすいオブジェクト指向の全体像について、初心者にもわかりやすく解説しています。
よりよいコードを書くために
プログラミングでは「きれいなコード」を書くことが求められます。とくに仕事でプログラミングを書く場合に、チームでのプロジェクトが必然的に多くなるため、誰が見てもわかりやすいものでなければいけません。
この著書には、そんな「良いコード」を書くためのコツやテクニックが紹介されています。
プログラミングの概念について知る
プログラミングの概念について説明している書籍です。歴史的な経緯とともに、なぜそのプログラミング言語が誕生したのか?などを知ることができます。
プログラミング学習をすすめるうえで、知っておくと役立つと思われる深い理解が得られます。
Ruby on Rails入門
Ruby on Railsについて、初心者にもわかりやすく基礎を教えてくれます。問題と解決方法がすぐに確認できるため、効果的に学習することができます。
基本となるメソッドが豊富に記載されているので、リファレンスとしての役割も果たしています。
ゲームプログラミング入門
専門学校で教えるノウハウを活かして初心者に向けてわかりやすく丁寧に解説しているので、これさえあれば今まで初心者にはハードルの高かった「Unreal Engine」シリーズも怖くありません。
プログラミングの効率の良い勉強方法とは?
あきらめずに解決するため、「明確な目標を定める」事が大切になります。
「プログラミングに興味がある」「プログラマーになりたい」「ゲームやホームページなど作りたいものがある」「エンジニアとして働きたい」などのきっかけを大切にしましょう。
また、学習は計画的に行うことも大切で、最初に無理をして頑張りすぎても途中で一度熱が冷めてしまうものなのです。
効率よく学習を進めていくには、しっかりと「目標」に合った「計画」をたてて進めていく必要があります。
学習の順序に気を付けよう
多くの方が、まず知識をつめこみ、理解できたら実践してみようという考えをもっているのではないでしょうか。
しかし、プログラミング学習ではこの方法はあまり向いていません。関数やメソッドの暗記に時間や労力を割く必要はないのです。都度検索すればわかることですし、良く使うメソッドは、自然と身についてくるものなのです。
プログラミング教室や専門学校などでは、学習のスキームが確立されているため、効率のよい学習は期待できます。独学の場合は、すべて自分で決めなければならないので、学習計画はとても重要なことです。
動画などで基礎から学習できるサイトと、プログラムを書くことができる環境、わからないことを質問できたり、調べることができたりするツールやサイトを活用すれば、プログラミングを習得することはできます。
プログラミング言語には、文法やルールなど、それぞれの決まりごとがあります。
そのルールに従って記述できるように学習すると、いずれ理解し、書くことができるようになります。
そのためには、プログラミングに慣れ、実践レベルのスキルを磨くために、既存サービスのコードを真似するといった”体で覚える”ことも有効です。
小さなプログラムを少しずつ動かし、エラーがでたら都度デバッグする。この作業を繰り返します。
アプリを開発してみよう
プログラミングの学習をしていると、段々とモチベーションが下がってきたり、学習そのものに飽きてしまったりすることもあると思います。
そこで、実際にアプリを作ってみて、学習の要点を体感してみるとよいでしょう。
アプリ開発のための基本をおさえよう
アプリを実際に作るときには、以下の3つの要点をおさえましょう。
既存のサービスやライブラリを上手く拡張することで、大幅な作業短縮や、効率よく完成させることも可能です。
ある程度の基本構文や、読み書きができるようになったら、フレームワークの学習をすすめましょう。
実際に開発しながら知識を深めるようにすると、理解も早まります。
- フレームワーク
アプリの基となる、枠組みのことです。文章を作るときに、「起承転結」が必要なように、その枠組みに合わせて作ることでうまくいくためのテンプレートのようなものです。
たとえば、「Ruby」には「Ruby on Rails」のように、各言語にルールの異なるフレームワークがあります。
- ライブラリ
他人の書いたソースコードを活用できる仕組みで、複雑な機能を一から作る手間を省くことができます。
- API
アプリとサーバを連携させ、他のソフトウェアとの連携や動作を紐づけるための仕組みです。
サンプル改造からはじめよう
いきなり大きなプログラムを作ることは厳しいという方は、サンプルの改造をしてみてはいかがでしょうか。
参考書や学習サイトでも、教材用のサンプルを提供しているものがあるので、そのサンプルに何か機能を増やしてみることを試してください。
たとえば、Webページのサンプルの場合、文字の大きさや色を変える、リンクやページを増やす、音楽が流れるようにしてみる
Rubyの場合は、サンプルの結果を一度確認し、その結果を目指してプログラムを書いてみる
Ruby on Railsの場合は、Facebookのログイン機能や投稿機能を実装してみる、などです。
部分的に改造を加え、その範囲を広げていくことで、応用スキルも磨かれるのでオススメです。
プログラミング習得に必要な反復学習
学習の内容を理解し、身につけるためには、繰り返し反復することがもっとも効果的です。
基礎を学び、実践し、エラーを修正し、作ってみてわからないことを基礎に戻って学習する。という過程を経て初めて理解できることが多々あります。
最初は誰しも、何がわからないのかがわからない状態からのスタートです。実践とエラーを繰り返し、疑問に一つずつ根気強く取り組み、繰り返しましょう。
未経験でもプログラマーやエンジニアとして働こう
実践スキルを積みながら学習する方法の一つとして、実際に仕事をしながら覚えるという手段もあります。
実際に、プログラマーやエンジニアの求人情報をみたときに【未経験者歓迎】の文字が多いことに気が付くと思います。
ではなぜ、専門職でもあるプログラミングのお仕事に、未経験者が就くことができるのでしょうか。
未経験でもプログラミングを仕事にできる理由とは?
実際に仕事をするうえで、未経験や初心者というのはあまり関係なく、プログラミングを学ぶ姿勢やはじめは何でもやってみるという意気込みをもつことが大切なのです。
採用される理由としては「時間とともに慣れてできるようになる」「プログラミング以外にもすることがある」の二つが挙げられます。
プログラミング以外の仕事とは、クライアントとの折衝や企画、付随する様々な業務のことです。知識や技術は、これから身につくとして、重要となるのは「コミュニケーション力」「業務知識」「専門性」「継続力」などのことです。
学習しようとする努力をすることはもちろん必要ですが、未経験者から採用し、育成を兼ねた研修プログラムや教育システムを取り入れた企業も多く存在します。
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働きながらプログラミングを身に付けよう
プログラミングといえば、一人で黙々と書き続けることを想像する方も多いのではないでしょうか。
実はプログラミングを独学でやるには相当なエネルギーが必要なのです。
具体的には、以下のような問題が出てきます。
- アプリ開発をしたい場合、そもそものツールなどの準備がわからない
- わからない時に全て自分で調べるしかない
- 調べても解決せず、時間だけ取られてしまい、普段の仕事の疲れから結局停滞してしまう
やはり身近に聞ける人がいるのと、いないのとでは効率に雲泥の差が出てしまうのです。
それでも独学でなんとか解決したい時には以下のようなQ&Aサイトを使用してみてください。(必ずしも解決できるわけではありません)
エラーを解決するには? 行き詰まった時の便利な質問サイト
どんな熟練のプログラマーでも、エラーは常に起こります。ここでつまずかずに、一つずつ乗り越えていくことがプログラミング上達のコツです。
ここで、プログラミングでわからないことがあった時に、質問や調べることができるオススメのサイトを紹介します。これらのサイトは、プロのエンジニアも利用しており、解決へヒントになるでしょう。
また、グーグルなどでエラーを検索するとヒットすることもあるので、検索ツールを存分に利用してもいいでしょう。
Qiita
出典:Qiita
実際のエンジニアも使用しているプログラミングについての記録・共有サービスです。
2017年現在、203,000件もの投稿を誇っているサイトです。
自分の気に入った他者エンジニアアカウントをフォローできたり、投稿をストックすることで知識の蓄積を図ることができます。
ただ、Qiitaはあくまでも記録・共有サービスなので問題が起きた時に解決できる記事が載っていないこともあるので注意しましょう。
あなたもQiitaでどんどん質問しましょう。
teratail
出典:teratail
こちらのサイトもおすすめです。
プログラミングの質問に関して、現役のエンジニアが素早く返答してくれます。
- 現在の回答率:92.11%
- 平均回答時間:1時間32分
ということで、回答率も90%を超えています。この回答率と回答時間が他サイトとの大きな違いです。
あなたもこのサイトで、エラーを解決しましょう。
stack overflow(スタックオーバーフロー)
海外のエンジニアが主に使用しているプログラミングQ&Aサイトです。日本語版もあります。
ただ、英語がわかればとても参考になるサイトです。プログラミングを学ぶのであれば英語も重要なのです。
プログラミング入門の3つのコツ
プログラミングにこれから入門する方に、おすすめの独学や基礎学習の3つのコツを紹介します。プログラミングを初めて学ぶなら、技術を学ぶのはもちろん大事。ですがそれと同じかそれ以上に、学び方や心構えも大事です。
20代後半や30代でもエンジニアに転職できると知っておこう
どんなにプログラミングを一生懸命学んでも、エンジニアになれず、仕事にも生かせないのではモチベーションが上がらないでしょう。
「プログラマー35歳定年説」など、プログラマーやエンジニアが20代の若い人しかできない仕事だった時代は変わってきています。現に30代から学習をはじめ、未経験からエンジニアに転職している人も大勢います。
プログラミングを学ぶことで、何歳からでも新たなキャリアを始められる可能性が十分にあるのです。
この記事では100人のプログラミング未経験者をエンジニア転職に導いた、未経験からのエンジニア転職のプロにインタビューしています。
————–-> 続きはこちら
身近なデバイスで簡単なプログラミングをしてみよう
プログラミングの最初の関門が、環境構築。
プログラミング教材はMac向けに係れているものが多いため、Windowsをお使いの方は端末を買いなおすことを余儀なくされるケースも。またMacを用意しても、実際に開発を始めるための環境づくりが大変で挫折してしまう人も多いです。
プログラミングを始めるなら、まずはコードを書く楽しさを身近なデバイスで体験してみるのがおすすめです。環境づくりの大変さに辟易として、コードを書く前に嫌になってしまうのはもったいないです。
この記事ではiPad Proを活用したプログラミングについて解説しています。
————–-> 続きはこちら
IT勉強会に行こう
いざ独学などでプログラミングを始めても、一人で黙々と勉強をしているだけではモチベーション維持が難しいものです。分からないことがあっても質問できず、コンピューターに詳しい人も周りにいない。いまやっている学習方法があっているかもわからず、その後のキャリアも描けない。
そういう状況では、プログラミングを続ける気力を失ってしまうでしょう。
そうした方におすすめなのがIT勉強会に出席すること。
同じような技術レベルの仲間がたくさん集まる勉強会を探し、参加申し込み。実際に参加してみることで、モチベーションを維持しながら、仲間を作り、勉強会の後には一緒にディナーにいくというような楽しみが生まれます。
この記事ではIT勉強会の詳細や探し方、おすすめ勉強会サイトを紹介しています。
————–-> 続きはこちら
まとめ
今回、プログラミング入門にあたっての基本的なことや学習方法を紹介しました。
プログラミング学習に必要なツールや役立つサイト、効率的な学習方法を知ることで、どのように学習をはじめるか理解できたのではないでしょうか。
IT業界には、可能性が無限に広がっています。
私たちの生活に欠かすことができないサービスのほとんどには、プログラムがあり、プログラマーやエンジニアといった職業は常に需要が追い付いていないという人材不足の現状があります。
技術は常に進化しつづけていますし、今後も新しいサービスや画期的なシステムなども開発されるでしょう。
その新しいサービスを生み出すのは、これからプログラミングの勉強をはじめようとしているあなたかもしれません。
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