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「仕事が終わらなくてつらい」
「寝不足の日が続いて体調もよくない」
「残業ばかりな会社を辞めたい…」
長時間労働が社会問題となっている日本において、このような思いを抱えながら毎日仕事に向かう人も少なくありません。
このようなオーバーワーク(許容範囲を超えた働き方)を続けることで、心身ともに疲弊し、最悪の場合これ上働けないような状態になってしまう可能性もあります。
本記事ではオーバーワークになってしまう人の特徴とその原因、引き起こされる症状や対処法について解説します。
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この記事の目次

オーバーワークとは?
最悪の場合過労死などの原因にもなり得るオーバーワーク(英:overwork)とは、具体的にどのような状態のことを指すのでしょうか。
働きすぎている状態を指す
オーバーワークとは、「働きすぎ」の状態を指す言葉です。
働きすぎ。また、勉強や練習のやりすぎ。
引用元:オーバーワークとは – コトバンク
基準は明確には定められていませんが、一つの基準として厚生労働省が定める過労死ラインがあります。
過労死ラインは月の残業の平均が80時間以上の時と設定されています。


例えば朝の9時に出勤し、昼に1時間の休憩を挟んで夜の10時まで働くと単純計算で残業時間は4時間となります。
オーバーワークは、人手不足の企業や社員の勤怠管理が甘い企業で多く発生する他、一つの企業の中でも繁忙期や上司の無茶振りなど、特定の部署でのみ発生するケースもあるのです。
ただし、過労死ライン以下だからオーバーワークではないと考えることも正しくありません。弁護士の意見や医学的見地から、厚生労働省は過労死ラインの見直しを行うことを発表しています。
あくまでも過労死ラインは基準と捉えるとよいでしょう。
参考:「過労死ライン」達せずも不規則勤務などで労災認定へ 厚労省 | 働き方改革 | NHKニュース
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スポーツの分野でも使われる
オーバーワークという言葉は仕事ではなくスポーツの分野においても使われます。
スポーツ用語としてのオーバーワークとは、継続的なトレーニングによって身体の回復が追いついていない状態(トレーニングのしすぎ)のことで、オーバートレーニングとも言われます。
オーバートレーニング状態になると、トレーニングをしてもなかなか効果が出なかったり、トレーニング中にエネルギー不足を感じたりします。
参考:オーバートレーニング症候群 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
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オーバーワークになってしまう人の特徴
このように、オーバーワークになりがちな人を見てみると、いくつかの特徴があることがわかります。
仕事を断れない
「誰かがやらなければいけない仕事なら、自分がやろう」といった強い責任感の持ち主はオーバーワーク状態に陥りやすいです。
他人からのお願いを断ることに申し訳なさを感じてしまうお人好しの方などは、許容できる以上の仕事を抱えてしまいがち。
このような人は、スケジュール上多少無理があっても「残業すれば何とかなる」「休日出勤すれば締め切りに間に合わせられる」など自分のプライベートの時間を削ってもチームや会社のために貢献しようとします。
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仕事のスキルが足りていない
新人社員や部署異動をしたばかりの人など、業務を行う上でのスキルや知識が足りていない人は、何か一つの疑問を解消するのに時間がかかってしまい、手際よく作業をこなせないことで仕事が積み上がっていきます。
定時で同僚達が退社していく中でも「仕事が終わっていない状態では帰りづらい」といった後ろめたさを感じ、非効率な状態なまま残業をしてしまうケースがあります。
休みの日も仕事のことを考えてしまう
例えば、仕事に対する責任感・使命感が特に強い人、その仕事が好きな人、仕事で失敗することを極端に恐れている人など、常に頭の中に仕事のことがあり、休日であっても仕事について考えてしまう人です。
ただ考えるだけでなく、何かやらなければという焦りや不安から特別必要でないにも関わらず休日出勤をしたり、自宅で仕事をしてしまうのです。
自己評価が低い
自己評価が低く「もっと頑張らなければいけない」「他の人よりも努力しないといけない」といった強迫観念にとらわれている人も少なくありません。
許容できる以上の仕事を引き受けたり、スケジュール上厳しい仕事であっても残業や休日出勤でそれらを乗り越えたりしようとします。
こういったタイプの人は、仕事に対してのモチベーションが高く、やる気に満ちあふれている人が多いので多少の無理も気力で乗り越えられます。
しかし、期待していたほどの評価が得られない場合など、失敗をきっかけにこれまでの無理が精神的・身体的にダメージを与え、仕事を続けることが難しくなってしまうこともあるため、特に注意が必要です。

オーバーワークに陥ってしまう原因
オーバーワーク状態に陥ってしまう原因はただ単に残業時間が長いというだけではなく、締め切りや仕事のやり方などその他の職場環境も影響します。
以下で具体的に解説していきます。
締め切り・納期があることで残業が当たり前になっている
これは特に企業が成長途中のベンチャー企業や、社長や経営層の意思が現場に強い影響を及ぼす中小企業などでよく起きています。
一方で、締め切りや納期があっても、状況に応じてそれが柔軟に変更できたり、上司が部下の仕事量を適切に管理している場合では、オーバーワークにならず適性な労働時間を守って勤務することができます。
人手不足で一人が抱える仕事量が多い
人手不足などにより社員一人が許容量を超えた業務を常に抱えている現場でもオーバーワークは頻発します。
このような企業では、オーバーワークが原因で誰かが退職したり会社を休職しなければいけなくなったりと、忙しい中で戦力が減ることで状況がさらに悪化するケースも多く見受けられます。
完全な休みが取れない
休みの日であっても仕事の連絡がくる、休日出勤を強要されるなど、完全な休みを取らせてもらえないような現場でもオーバーワーク状態に陥る社員は多くいます。
社内のチャットツールや会社携帯に休みの日でも頻繁に連絡が入る、返信しなかったことで次の出勤日に責められるなど、休みの日にも仕事をせざるを得ない状況に陥っています。
そのような状況に社員は精神的・身体的にどんどんと疲弊していくのです。
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オーバーワークの症状
働きすぎの状態が続くと、仕事や生活にどのような影響が表れるのでしょうか。以下はオーバーワークの代表的な症状です。
- いくら睡眠を取っても疲れが取れない
- パフォーマンスが下がる
- イライラして余裕がなくなってしまう
あなた自身やあなたの周囲にこのような症状を抱えている人がいる場合には、オーバーワークの可能性を疑ってください。
いくら睡眠を取っても疲れが取れない
オーバーワークで十分な休息が取れない日々が続くと、しっかりと寝た日の朝も疲れが取れた感じがしない、休日も身体がだるいといった状態になります。
また、ストレスは熟睡に大きく影響を及ぼします。
残業や厳しいノルマなど仕事のストレスで夜眠れない、夜中に何度か目覚めてしまうなどの睡眠障害によって「眠りたいのに眠れない」といった二重のストレスを背負ってしまう危険性もあります。
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風邪などの体調不良を引き起こしやすくなる
十分な休息が取れずにいると、ちょっとしたきっかけですぐに風邪を引いたり、一度かかった風邪がなかなか治らない、といったことも起きます。
オーバーワーク状態にいる人は、風邪であっても無理をして仕事を続けようとするため、なおさら休息が取れずに風邪を長引かせてしまうのです。
その他、例えば喘息や湿疹が出やすい体質などの持病持ちの方は、オーバーワークによってその症状が悪化したりする可能性もあるので注意が必要です。
パフォーマンスが下がる
厳しい納期や締め切りなど、残業を強いられる現場の雰囲気によってオーバーワーク状態になっている人は、それによって逆にやる気がなくなってしまったり、パフォーマンスが低下してしまったりします。
集中しようとしても気がついたらボーッと別のことを考えていたり、頭を使わなければいけない作業がなかなか進まなかったり、集中力の必要な作業でミスをしてしまったりしてしまいます。


そのパフォーマンス低下によってさらに仕事が積み重なり、さらに残業・休日出勤をする、といった悪循環にもつながります。
イライラして余裕がなくなってしまう
精神的な余裕がなくなることによって、些細なことでイライラしてしまったり、他人にキツイ口の利き方をしてしまったりと、人間関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
職場内であれば、あなたの仕事の状況を分かっている相手と接している分、まだ他人の理解が得られるかもしれません。
ですが、プライベートで家族や友人に対してもイライラとした態度を取ってしまうことで、相手との関係が悪くなってしまうこともあります。
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オーバーワークの対処法
オーバーワークは月の残業時間やその人が抱えている仕事量など定量的な判断はもちろん、その本人が今仕事に対してどのように感じているのかが重要です。
つらさを感じていないかといった個人の精神状態も見ながら、出来るだけ早期に対処しましょう。
ここでは「仕事がつらい」「辞めたい」「やる気が起きない」といった言葉を漏らしている人がいた場合の対処法について整理していきましょう。
どの程度の仕事量かを把握する
まず、現在の正確な状況確認は必須です。月の残業時間などを調べるとともに、どれくらいのボリュームの仕事をどれほど抱えているかを把握します。
ここで重要なのは、それぞれの仕事の締め切りや優先度です。
例えば、時間がかかる優先度の高いタスクと、簡単な作業ではあるが優先度の低い仕事があった場合、どちらから着手すべきでしょうか
すぐに終わるからやってしまおう、と思って簡単な作業から手を付ける方法もあります。


限られた時間の中でオーバーワークをせずに仕事をこなすためには、翌日に出来ることは翌日に回す、という考え方も必要となります。
できる範囲で効率化をはかる
特に人手不足が原因でオーバーワークになっている場合、仕事がつらいからといってすぐに仕事を減らしてもらえたり、仕事が激変することはあまり期待できません。
上司に相談したり、スケジュールを調整して締め切りを延ばしてもらったりといった工夫ももちろん必要ですが、それと同時にできる範囲で業務の効率化をはかれないか考えてみましょう。


また、よく使う単語は辞書登録をしてショートカット入力できるようにする、仕事の差し戻しを出来るだけ避けるために上司に都度相談するなど、5分、10分でも早く帰るための方法を考え実践してみましょう。
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無理な依頼は上司の命令であってもしっかりと断る
その際には、今抱えている仕事の状況とボリュームを説明し、その仕事を引き受けられないかを相手に納得してもらうように努めます。
これまで「出来ます」「やります」と仕事を受け続けてきた人にとって、依頼された仕事を断ることは最初はとても抵抗があり、やるづらいかもしれません。
しかし、あなたの心身の状態を正常に保つ・正常に戻すために必要なことであると理解し、勇気を持って断りましょう。
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周りの人に仕事を振り分ける
可能であれば、自分の仕事を他の人に振り分けることも対処法の一つです。
しかし、人手不足で部内の誰かがその仕事をしなければいけない、という状況下にある場合、ある個人の仕事だけを減らすことは難しいかもしれません。
また、誰かの仕事を減らした代わりにその仕事が別の誰かに振られたのであれば、その人が今度はオーバーワークになってしまう可能性があります。


形骸化して意義のないミーティングを廃止したり、個人の裁量を増やして上司のチェック待ちをなくしたり、チャットツールなどを導入してコミュニケーションの活性化を図ったり、対策は色々とあります。
これらの対応を通して業務を効率化させることで、チームや部署全体でより多くの時間と余裕を生み出すことを目指します。
意識的に休息を取る
まだまだ頑張れる、と休息を取らずに仕事を続けている間に、いつの間にか自身の限界地点を超えていて、ある日突然倒れてしまったり、朝出勤できなくなってしまう、といった事が起こりえます。
十分な睡眠を徹底することに加えて、勤務中でも一時間に一度は立ち上がって軽くストレッチしたり、お茶やコーヒーを飲んで少しリラックスしたりして、再度集中して仕事を続けられるように工夫しましょう。
つらい、と感じ始めた時には、思い切って一日や数日間休みを取ることも方法の一つです。一定期間仕事と離れることで自分の状況を客観的に冷静に判断できたり、リフレッシュできたりするでしょう。
家族や友人に話を聞いてもらう
オーバーワークでつらいがどうしたらいいか分からない、という場合は家族や友人に話を聞いてもらうだけでもストレス発散になることがあります。
仕事が大変だけど頑張って乗り越えたいのか、いっそのこと転職して環境を変えたいのか、ただ愚痴を聞いてもらいたいだけだったのかなど、他人に話すことで自分自身の考えを整理することも出来ます。
オーバーワークは早めの対処が重要
繁忙期、上司からの無茶振り、スキルや経験不足で仕事が効率的に進められない、責任感が強くて仕事を断れないなど、オーバーワークの原因はさまざまです。
厚生労働省は労働時間が長くなればなるほど、健康障害へのリスクが高まることを認めています。
月間残業時間80時間の過労死ラインとは、そのラインを超えるとかなり危険な状態であることを指します。
「80時間は超えていないから大丈夫」といった考えではなく、心身の状態からオーバーワークかどうかを判断してみてください。そして「まだ大丈夫」という気持ちで頑張ろうとせず、早いうちに対処しましょう。
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