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IT系職種一覧を分類別に解説 仕事内容・年収・おすすめの仕事も

更新: 2021.08.18

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IT系職種と聞くと、プログラミングなど専門的なスキルが必要で未経験者の転職は難しい、というイメージを持っているかと思います。

また一方で、プログラマーなどソースコードを書く職種は知っているけれど、それ以外の職種についてはあまり具体的なイメージは持っていないという方も多いのではないでしょうか。

実際、IT系職種は様々な職種があり、その職務内容によって必要なスキル、経験、年収が大きく異なります。

今回は、

「IT系の職に就きたいけど、どんな職種があるのかわからない」
「未経験でもIT業界で働くことはできるのか知りたい」
「成長中のIT業界の中でもさらに収入の多い職種に就きたい」

という方のため、IT系職種の一覧、業務内容、必要なスキル、資格、年収、そして未経験者がIT業界に就職するための資格、学習法等を詳しく解説します。

この記事の目次 [閉じる]

IT系職種を理解するためのポイント

まずは、本記事にて紹介する内容のまとめを入ります。この部分を読んでいただいた上で、さらに詳しい内容として記事後半まで読むと理解がさらに深められるでしょう。

IT系職種は4つに分類できる

IT系職種は大きく分けて

・システムエンジニアやプログラマなどの「エンジニア系IT職種」
・ITコンサルタント、セールスエンジニアなどの「営業・コンサルタント系IT職種」
・プロジェクトマネージャーなどの「マネジメント系IT職種」
・Webマーケターやデータアナリストなどの「マーケティング系IT職種」

の4つに分類されます。

各職種で求められるスキル、プログラミング知識のレベル、将来のキャリアパス、年収がそれぞれ異なります。

IT系職種でおすすめはシステムエンジニアとプログラマー

IT系職種の中でおすすめなのは、求人数が多く、時期を問わずに採用を行っているのはシステムエンジニア、プログラマーです。

これらの職種は転職であっても未経験採用を行っていることも多いです。

業務で使用するプログラミング言語は様々ですが、特にスタートアップで主流となっているのはRuby(プログラミング言語の一つ。動的なWebページを作成するのに適している)。

Python(プログラミング言語の一つ。人工知能やWebアプリケーション開発など幅広い分野の開発に適している)といった言語です。

これらの言語はプログラミング教育の現場で採用されるケースも多く、初心者でも比較的習得しやすいです。

これらの理由から、未経験からIT業界への転職をする場合はシステムエンジニア、プログラマがおすすめです。

一方で、システムエンジニア、プログラマーと入社した後、実際の業務内容としてはフロントエンド、サーバーサイドを担当する場合もあるため、応募時に具体的な職務内容を確認する必要があります。

IT系職種への転職にはプログラミングを学んでおくと有利

どのIT系職種であっても最低限のIT知識、プログラミング知識は必要です。

職種によってはプログラミングを行わない場合もありますが、ITへの理解を深める上でプログラミングを学ぶことにはメリットがあります。

まず、ITエンジニアを目指す場合。未経験者採用を実施している企業であっても、教育コストの観点からプログラミング経験者が採用されやすい傾向が見られます。

また、募集するポジションがプログラミングスキルを多く要求されない場合であっても、プログラミング知識はスキルとして大きなアピールポイントになるでしょう。

未経験者は職種に限らずプログラミングを学んでおくことをおすすめします。

AI開発やWebアプリケーションなど幅広い分野の開発に用いられているPythonは、初心者でも習得しやすい言語。

Rubyもおすすめですが、業務効率化などに活かせるといった観点からPythonの学習にチャレンジするのもよいでしょう。

プログラミング未経験からITエンジニアを目指すならスクールがおすすめ

プログラミングは教本などを活用した独学も可能ですが、ITエンジニアを目指すのであれば効率的に学習できるプログラミングスクールがおすすめ。

プログラミングスクールには、未経験者がつまづきやすいポイントに配慮したテキストやカリキュラムが用意されています。

また、わからないことを質問できる環境も整っているため、挫折することなくプログラミングを習得することができるでしょう。

さらに、転職保証がついたスクールであれば、キャリアアドバイザーと相談しながら自分にあった求人を紹介してもらえたり、面接対策の相談ができたりします。

プログラミングスクールはオンライン、教室も含めてたくさんあるので気になるところがあったら、まずは無料相談でキャリアの悩みを解決するとよいでしょう。

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開発・エンジニア系IT職種

まず、開発・エンジニア系のIT職種を紹介します。

エンジニアと聞くと一般的に理系のイメージを持ちますが、中にはコミュニケーション力や読解力が必要になるものもあり、文系出身者の活躍も近年増えている職種です。

エンジニアのより細い分類や種類については「ITエンジニアの種類とおもな仕事内容をわかりやすく解説」をご覧ください。

平均年収については、doda平均年収.jpの2020年11月時点の情報を参考に記載しています。

システムエンジニア(SE)

プログラミングクライアントの業務分析、システム設計、プログラミング、テスト、保守や運用などシステム開発に関わる一連の業務全てを幅広く行うのがシステムエンジニアです。

ただ決められた設計書に従ってシステム開発をするのではなく、社外のクライアントへのヒアリングから、クライアントの要望を読み取り、それを元に設計書を作成、さらにその内容を関係するプログラマに伝えることも業務範囲に含まれます。

そのため、プログラミングスキルだけでなく設計図の作成能力(文章力)、クライアントの業務理解力(論理的思考力)、コミュニケーション力も必要とされる職種です。

システムエンジニアになるために必要な必須資格はありませんが、「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」などは、データベースやネットワークの仕組みなど、システム開発に関する基本的・応用的な知識を習得していることを証明する資格として役立ちます。

必要なプログラミングスキルについては、企業や担当プロジェクト、業務内容によって異なるため、ポジションへの募集時に確認する必要があります。

システムエンジニアの平均年収は400万から660万円程度です。

プログラマー

システムエンジニアの作成した設計書を元に実際のプログラミングを行うのがプログラマーの役割です。

アプリ開発のプログラマを「アプリケーションプログラマー」、制御・組み込み系のプログラマーを「組み込みプログラマー」といったように、担当する分野によって呼び名が変わることもあります。

Coding(コーディング)をする者としてコーダーと呼ばれることもあります。こうした呼称は目安であり、企業によって同じ仕事でも呼称が異なる場合があります。

使用する言語は企業、プロジェクト、担当業務によって異なりますが、目安は下記の通りです。

  • アプリケーションプログラマ:Java、PHP、Ruby、Pythonなど
  • 制御・組み込みプログラマ:C言語やアセンブリ言語など

プログラマーを目指す場合、これらのプログラミングスキルに加え、システム開発の基本知識として「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」などの資格が役立ちます。

「Oracle Certified Java Programmer」や「PHP技術者認定試験」のように、より専門分野に絞った資格もあります。

プログラマの平均年収は416万円です。

Webエンジニア

WebアプリケーションやECサイトなど、Web上で動作するソフトウェアの設計、開発、保守、運用を担当するエンジニアがWebエンジニアです。

画面遷移やデザインの設計ではなく、システムの動作面の開発を主に行います。

プログラミングスキルとしてはJava、Ruby、PHP、HTMLのスキルがあると就職に有利である他、ネットワークやセキュリティに対する知識も求められます。

Javaの開発スキルを証明する資格として「Oracle認定Javaプログラマ」があります。アメリカのOracle社が実施する試験で、Javaの知識と技能をGold,Silver,Bronzeの3つレベル別に認定するベンダー試験です。

Bronzeレベルは初心者向けになっており、就職においてはあまり評価対象にはならないため、就職活動のために取得するのであればSilver以上のレベルが必要です。初心者の方はBronzeの次にSilverを、開発経験がある方はSilverから受験すると良いでしょう。また、Goldの受験にはSilverに合格していることが条件になっています。

Webエンジニアの平均年収は429万円です。

フロントエンドエンジニア(マークアップエンジニア)

デザインをもとにJavaScript(jQuery)やPHP、HTML、CSSの設計・実装などを行うのがフロントエンドエンジニアです。

デザインを担当するWebデザイナーはマークアップエンジニアとも呼ばれ、HTMLやCSSを使ってWebサイトのデザイン設計を行います。

デザインを担当するマークアップエンジニア、デザインをもとに実装するフロントエンドエンジニアというように業務内容が切り分けられている場合もあれば、フロントエンドエンジニアがマークアップエンジニアの業務を一部、あるいは全て行うこともあります。

また、フロントエンドエンジニアはWeb業界の拡大により、近年需要が増えてきている職種の1つです。

プログラミングスキルとしてはJavaScript、HTML、CSSが必須です。またWebデザインの知識もあることが望ましいです。役立つ資格としては「ウェブデザイン技能検定」「HTML5プロフェッショナル認定試験」があります。

フロントエンドエンジニアの年収の目安は、250万から700万円ほどです。

データベースエンジニア

データベースの設計、構築、運用、保守を専門的に行うのがデータベースエンジニアです。データベース設計構築だけでなく、チューニングなど適切な方法で運用することも求められます。

データベースエンジニアとして配属されるケースの他、システムエンジニアとして入社した後、配属先や得意分野によってデータベースエンジニアになるケースもあります。

役立つ資格には「データベーススペシャリスト」「 ORACLE MASTER」があります。情報処理推進機構(IPA)が運営する国家試験である「データベーススペシャリスト」は合格率が1割程度の高難易度試験で、合格のためには相応の経験・準備が必要ですが、合格することが出来れば大きなアピールポイントになります。

データベースエンジニアの平均年収は414万円です。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、大きく分けてネットワークエンジニアとサーバエンジニアの2種類があります。

ネットワークエンジニア(NE)

ネットワークエンジニアは、コンピュータネットワークの設計や構築、運用を行います。

ルーター、スイッチ、ファイアウォールなどネットワークに関する知識に精通し、社内ネットワークの構築、運用を行います。

データベースエンジニアと同様、システムエンジニアとして入社した後に部署や得意分野によってネットワークエンジニアになるケースもあります。

「Cisco技術者認定資格(CCNAなど)」「ネットワークスペシャリスト試験」などの資格が役立ちます。「ネットワークスペシャリスト試験」は情報処理推進機構(IPA)が運営する国家試験で難易度も高い試験ですが、合格すると就職に有利である他、職場での評価も上がる資格です。

ネットワークエンジニアの平均年収は457万です。

サーバーエンジニア

サーバーの設計、構築、保守、運用を行うエンジニアをサーバーエンジニアと呼びます。

サーバーサイドで発生した障害への対応やセキュリティ対策も行うため、OSに関する知識やネットワークセキュリティ、グループウェアのセキュリティへの対応能力など、幅広い知識が求められる職種です。

このポジションを希望する場合は「Linux技術者認定資格(LinuC)」「 Cisco技術者認定資格(CCNAなど)」「 マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCSA: Windows Serverなど)」など、専門知識があることを証明できる資格があると役立ちます。

サーバーエンジニアの平均年収は467万円です。

エンベデッドエンジニア(組み込み系エンジニア)

エンベデッドエンジニアは制御・組み込み系エンジニアとも呼ばれ、家電製品などにソフトウェアを組み込んだり、その組み込まれているファームウェア(製品を制御するプログラム)を設計・開発します。

例えば、スマートフォンのバックライトの自動調節機能や電子レンジなどの調理器具についている制御機能などの設計・開発がエンベデッドエンジニアの担当領域です。

資格としては「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」が役立ちます。

エンベデッドエンジニアの年収は400万円から800万円程度が目安です。

カスタマーエンジニア(フィールドエンジニア)

カスタマーエンジニアとは、クライアントの元に訪問、または常駐し、システムや機器に不具合が生じた際に対応するエンジニアです。

フィールド(外回り)を主とし、クライアントへのサービス提供が業務内容であるため、フィールドエンジニアやサービスエンジニアとも呼ばれます。

ハードウェアの故障やトラブルの解決の他、ソフトウェアのインストールのサポート、新製品の売り込みを行うこともあります。また、訪問ではなく、電話で遠隔から指示を出すことでトラブル解決を行うケースもあります。

クライアントの報告内容からトラブルの原因を見つけ出すことができるよう、ITに関する深い知識が必要であることに加えて、クライアントとの関係を構築するコミュニケーション能力も必要です。

カスタマーエンジニアの年収は300万から600万円ほどが目安です。

セキュリティエンジニア

情報セキュリティに特化し、サイバー攻撃、情報漏えいを防ぐためのシステム設計・構築・運営を担当するのがセキュリティエンジニアです。

社内の情報セキュリティを担当するだけでなく、社外のクライアントに対してセキュリティ対策の提案やアドバイスを行うこともあり、そういった職種は「セキュリティコンサルタント」とも呼ばれます。

セキュリティシステムの設計・実装を行うこともあるため、ネットワーク機器やセキュアプログラミングのスキルなど、幅広い知識が必要であることに加えて、企業、部門や業務内容に合わせた適切なセキュリティ対策を提案し、現場スタッフと上手く連携できるコミュニケーション力も必要です。

セキュリティエンジニアになるための必須資格はありませんが、自身の能力をアピールするために役立つ資格としては、「シスコ技術者認定」「CompTIA Security+」「ネットワーク情報セキュリティマネージャー(NISM)」「公認情報セキュリティマネージャー(CISM)」「情報セキュリティスペシャリスト試験」があります。

セキュリティエンジニアの平均年収は600万円です。

サポートエンジニア

サポートエンジニアとは、製品を導入したクライアントからの問い合わせを受け、操作方法を説明したり、トラブルの原因・解決方法を遠隔で指示するエンジニアで、ヘルプデスクとも呼ばれます。

基本的にはメールや電話で対応しますが、必要に応じて現地に赴いて調査を行うこともあります。

クライアントからの報告内容から原因を特定する必要があるため、基本的なIT知識、担当する製品に関する知識、問題解決能力が必要である他、トラブル等の場合にはクライアントと協力して問題をスムーズに解決するためのコミュニケーション力が必須です。

サポートエンジニアの年収は250万円から600万円程度が目安です。

テストエンジニア

開発した製品が機能するか、バグがないかなどをチェックするのがテストエンジニアの仕事です。

あらゆる可能性を考え、テストの設計・実行・分析を行い、担当部門は品質保証部門、品質管理チームと呼ばれていることもあります。

システムが巨大化、かつ複雑化している中で需要が高まっている職種ではありますが、日本では専門のテストエンジニアを抱えている企業は少なく、開発を担当したエンジニアがテストを行うことも多いです。

一方、海外においてはテストエンジニアの価値は認められており、将来性も見込める職種です。

出荷前の製品の最終チェックを担うテストエンジニアは、対象となる製品で使用されているプログラミング言語の基本的な知識、品質マネジメントスキル、対象となる製品の業務内容に関する知識など、専門的な知識が求められます。

ソフトウェアのテストに当たっては、ブラウザ操作の自動化を行うプログラムを組み、テスト自動化を行う場合もあります。そうしたツールの代表格はSeleniumです。テスト自動化ツールを扱うスキルがあると、テストエンジニアの業務には非常に役立ちます。

関連資格としては、「JSTQB認定テスト技術者」などがあります。

テストエンジニアの平均年収は387万円です。

社内SE

社内のITインフラの整備やネットワークに関する問題への対応をするのが社内SEです。

自社内の情報システム部門に属し、社内システムの設計・構築・運用・保守がメインの仕事であり、社外のクライアントから依頼を受けることはほとんどありません。

社内のシステム運用に関する情報に精通し、問題が発生した場合には迅速に対応する必要があるため、IT技術に関する基本的な知識、プログラミングスキルの他、社内の人と連携することができるコミュニケーション力も必要です。

社内SEの平均年収は521万円です。

製品開発/研究開発

企業に属し、その企業の製品やサービスの開発、研究を行うのが製品開発/研究開発の仕事です。研究や開発の結果がその企業の業績に大きく関わることもある重要な職種です。

スマートフォンなどのハードウェア開発や、アプリケーションの開発、自動運転技術といったソフトウェア開発、また近年注目を集めているAI(人工知能)の研究などが例として上げられますが、どのようなプロジェクトや開発に関わるかは企業や配属先によって様々です。

製品開発/研究開発職は、その業務内容によってさらに細かく分類することができます。

具体的には製品の性能アップやコストダウンなどを目的とした要素技術研究/製品研究開発、製品開発全体を管理するプロダクトマネージャー、パッケージソフトウェアの企画・開発を行う製品開発システムエンジニアなどがあります。

プロジェクトの期間は数ヶ月~数年に渡るものもあるため、開発・研究分野における深い興味関心、知識の他、中長期的に研究・開発計画を立てる時間管理能力も求められます。

年収は500万円から600万円ほどですが、特別なスキルや経験を有している場合は年収1,000万以上となる場合もあります。

企業やプロジェクトの研究・開発方針に即した知識、スキルが求められますが、全般的に役立つ資格としては「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」「第二種電気工事士」や「危険物取扱者」などがあります。

Webデザイナー

Webデザイナーはデザインを担当する、WebサイトやWebアプリのデザイン設計に欠かせない存在ですので、開発・エンジニア系のIT職種として紹介します。

Webデザイナーと一口に言っても、Webサイトのデザインを担当するのみの人もいれば、JavaScriptやPHPといったプログラミング言語のコーディングまで行なう人もいます。

さらに、マーケティングやSEOの観点を考慮してWebデザインを行えれば、需要の高いWebデザイナーとして活躍できるでしょう。

Webデザイナーの平均年収は350万円です。

営業・コンサルタント系IT職種

IT系職種の中でも、社内の関係者やクライアントなど他者とのやり取りが多いのが営業・コンサルタント系職種です。

営業職

IT業界でも営業職は、自社のサービスやプロダクトを顧客に提案する役割を持つ重要な存在です。

IT業界の営業職が扱う商材は、Webサービス・自社開発のソフトウェア・課題を解決するソリューション・エンジニアリングなど企業によってさまざま。

そのため、自社のサービス・プロダクトを深く理解し、顧客にわかりやすく提案する力が求められます。

IT業界の営業職の平均年収は、410万円から585万円です。

セールスエンジニア

技術面の専門知識を有し、クライアント先に赴いて営業活動を行うのがセールスエンジニアです。

エンジニア系の職種にも含まれますが、業務に営業の要素が含まれるため、営業・コンサルタント系IT職種として紹介しました。

基本的にはセールスエンジニア個人で営業活動を行うのではなく、一般営業職の社員に同行し、専門的な部分に関する説明を行ったり、技術面からの提案・調整などを行ったりします。

クライアントから直接話を聞くことで、様々なニーズを引き出せるため、実際に開発を担当するエンジニアがセールスエンジニアとして営業段階から案件に関わることもあります。

クライアント側の技術担当者と会話ができるレベルの専門知識が必要であることに加えて、技術面に詳しくない担当者へわかりやすく説明する文章力や、製品の魅力を伝え、導入したいと思わせる提案力、コミュニケーション力が求められます。

セールスエンジニアの年収は400万円から900万円程度が目安です。

ITコンサルタント

クライアントの業界や経営状況、ヒアリングの結果などから、クライアントの問題を見極め、それがシステムによってどのように改善・解決されるのかを提案するのがITコンサルタントの仕事です。

システムエンジニアが、システム導入の提案をした後に実際の開発プロセスも担当し、システムを開発することがゴールであることに対して、ITコンサルタントはシステムによってクライアントの問題が改善・解決することをゴールとしています。

様々な情報からクライアントが抱える本当の問題・悩みを理解し、適切な解決策の企画・提案をする必要があるため、IT全般に関わる広い知識、業界知識、問題解決能力、さらにコミュニケーション力が求められます。

コンサルティングの結果クライアントが満足しなかった場合、その場を収集させることもITコンサルタントの仕事であり、その場の状況に応じて柔軟に対応する力も重要です。

ITコンサルタントの平均年収は611万円と他のIT系職種と比べて高い水準です。大手企業のITコンサルタントやフリーランスのコンサルタントであればさらに収入が上がります。

ITスキルが求められる職種のため、システムエンジニアやプログラマーがキャリアアップとしてITコンサルタントになるケースが多いですが、未経験の人がこのポジションを狙う場合は「ITコーディネータ」「中小企業診断士」「プロジェクトマネージャー試験」などの資格があれば就職活動時のアピールポイントとなります。

マネジメント系IT職種

プロジェクトや製品開発などの全体・一部の管理するのがマネジメント系職種です。ITスキルに加えて、リーダーシップや交渉力なども求められます。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトのスケジュール、予算、品質、納期など、あるプロジェクトの全体を把握・管理し、進行する役目を担うのがプロジェクトマネージャーです。

全体の意思決定を担う重要なポジションであり、「PM」と略されることもあります。

社内外の担当者と綿密に連携を取る必要があるため、コミュニケーション力は必須です。プロジェクトの遅延やトラブルに際して、社内関係者やクライアントに対して交渉するための交渉力やチームをまとめるリーダーシップ、マネジメント力も求められます。

また、開発者と会話ができるレベルのITスキルや社内の様子も考慮した上で予算やスケジュールを決定する経営者的な視点も必要です。

平均年収は656万円と高く、プロジェクトマネージャーを経験してITコンサルタントになったり、独立したりしてさらなる年収アップを狙う人も多いです。

プロジェクトマネージャーになるためには、まずはシステムエンジニアとして現場経験を積んだ後、プロジェクトリーダーを経てプロジェクトマネージャーになるケースが多く見られます。

将来、プロジェクトマネージャーになりたい人に役に立つ資格としては、「PMP試験」「プロジェクトマネージャー試験」「ITストラテジスト試験」「応用情報技術者試験」があります。

プロジェクトリーダー

プロジェクトマネージャーの1つ下のポジションで、プロジェクトの現場管理を行うのがプロジェクトリーダーです。

プロジェクトマネージャーが社外との交渉も含めてプロジェクト全体の指揮することに対して、プロジェクトリーダーは社内の開発現場の取りまとめを行います。

会社やプロジェクトの規模によっては、プロジェクトマネージャーがプロジェクトリーダーを兼任することもあります。

プロジェクトの要件定義、基本設計、詳細設計を把握し、設計・実装・テスト・納品といった開発プロセスを問題なく進める責任があるため、開発に使用するプログラミング言語やテスト業務への知識、さらに現場とまとめるリーダーシップや遅延などのトラブルに対応するマネジメント力も求められます。

プログラマーやシステムエンジニアとして現場業務を行っていた人がキャリアアップして開発プロセスを統括するプロジェクトリーダーになるケースが多く見られます。

ポジションとしてはプロジェクトマネージャーの1つ下ですが、年収は500万円から700万円が目安でほぼ同じ水準です。

システムエンジニアと違い、IT関連スキルとプロジェクト管理スキルの両方が求められるため、プロジェクトリーダーを目指す人は両方の分野のスキルアップを視野に入れると良いでしょう。

具体的にはIT関連スキルとして「応用情報技術者試験」「情報処理技術者試験」「PHP技術者認定上位試験」などがあり、プロジェクト管理スキルとしては「プロジェクトマネージャー試験」があります。

ブリッジシステムエンジニア

国外のシステム開発会社やエンジニアにプロジェクトを外注する場合に、国内のプロジェクトチームとの橋渡しの役割を担うのがブリッジシステムエンジニアです。

国内からテレビ電話などを通して指示を出すケース、インドや中国など海外に常駐するケースがあります。

エンジニアとしての実務経験に加えて、その国々での文化や風習などを踏まえてプロジェクトを円滑に進められる柔軟性やビジネス英語力(TOEIC800点以上)が求められます。

海外勤務も多いため、年収は高めの傾向があり400万円から1000万円程度が目安です。

マーケティング系IT職種

代表的なマーケティング系のIT職種として、Webマーケティングに関わる職種を紹介します。

Webマーケター

Webマーケターは、Webとマーケティングについての深い知識を持ち、それを活用して企業の利益に貢献する職種です。

そのため、企業の業種・業態・商材によってアプローチが異なるため、業務内容は多岐に渡ります。

WebサイトのPV数をアップさせるため、SEO対策を行なってGoogle 検索で特定のキーワードで上位表示させるといったことがWebマーケターの仕事内容の代表例。

適切なWeb広告を表示させたり、Webサイトのコンテンツを企画したりといったこともWebマーケターの仕事内容に含まれます。

また、ユーザーの使い勝手の向上やサービス利用を促すためにWebサイトの設計を考えることもWebマーケターの仕事です。

検索エンジンベースではなく、利用者が増えているSNSベースで考えるSNSマーケティングをWebマーケターが担当する場合も。

Web業界は急速に進化を続けていますので、Webマーケターの業務内容は必然的に幅広くなるのです。

そのような最新の動向にキャッチアップしながら効果的なマーケティングを行なうことがWebマーケターには求められます。

Webマーケターの年収は企業によって大きく異なります。400万円から700万円を目安に考えるとよいでしょう。

データアナリスト

さまざまなデータを分析して、ターゲットの関心興味や消費などの動向や将来的なニーズを予測し、企業の成長や問題解決に結びつけるのがデータアナリストの仕事です。

データアナリストは、ビッグデータをどのようにビジネスに活用するかといった観点から、注目されている将来性の高い職種の1つと言えるでしょう。

データベースを扱えるスキル、マーケティングの知識、データを分析する力などがデータアナリストには求められます。

データアナリストの平均年収は、540万円から630万円程度が目安です。

求人の多いおすすめのIT系職種は?

このように一言でIT系といっても様々な職種がありますが、実際にIT業界に就職する場合はどのような職種を狙えばよいのでしょうか。

求人数が多く、年間を通して採用を行っているのはシステムエンジニア、プログラマです。

この2つは未経験者採用も多く行っているため、未経験からIT業界への転職を希望する人は、まずはこの2つの職種に絞ってみるのも一つの方法です。

プログラミング言語は企業やプロジェクトによって異なりますが、RubyやPythonといった初心者でも比較的習得しやすい言語である場合も多いことも、IT業界への入口としておすすめです。

また、Rubyの習得によって他のプログラミング言語の習得がしやすいこともあります。

こちらについては別の記事で詳しく解説しています。合わせて御覧ください。

転職にはプログラミング言語を学んでおくと有利になる

サポートエンジニアなどプログラミングスキルがあまり高くなくても行える職種もありますが、どのような職種を希望する場合でも将来的なキャリアパスを考えるとプログラミング言語の習得は必須と言えます。

プロジェクトマネージャーなど、直接プログラミングを行わない職種であっても、社内外の開発担当者と会話し、開発状況やプロジェクトの進捗を管理するためには、プログラミングの知識が必要です。

エンジニアについては人手不足が続いている業界であるため、人材確保のために未経験者採用を行っている企業もありますが、実務経験がない場合でも資格取得などプログラミング知識を習得している人の方が採用されやすい傾向になります。

また、企業によっては経験者のみを対象としているケースも多く、そういった場合はその会社で使用している言語で概ね3年~5年の開発経験が求められます。

プログラミング未経験からエンジニアになるには

プログラミング未経験の方が、これからエンジニアを目指そうと思った場合、何から始めらよいのでしょうか。

全くの未経験からエンジニアを目指す場合、独学よりもプログラミングスクールに通うことをおすすめします。

初心者向けのプログラミング教本は多く出版されていますが、専門用語や書いてある内容を理解できなかったり、システム環境のセットアップ段階でつまづいてしまったりと、独学で学ぼうとする人の8~9割の人が途中で挫折してしまいます。

すでにプログラミング言語を一つ習得している人の場合、全体の仕組みや開発手順を理解しているため、他の言語の習得は独学でも問題ないことが多いですが、全くの初心者にとってはプログラミング全体の概念や構造を理解するところから先に進めない人も多いです。

その点、プログラミングスクールであれば未経験者に合わせたテキスト、カリキュラムを用意し、スムーズに学習を進められるような工夫がされています。

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この記事を書いた人

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