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最新のPCゲームやAI開発のために高スペックなPCが必要だと感じていませんか?
またGPUが必要なことは分かっているけれど、どのGPUを選べばいいのかわからないことはありませんか?この記事では、GPUの主要メーカーや製品について紹介していきます。GPUについて理解を深めることができ、GPU購入に当たっての目安を得ることができます。
この記事の目次
GPUのメーカー、ブランド
NVIDIA(エヌビディア)
アメリカの半導体メーカーで、GPU開発における世界のリーディング・カンパニーです。1993年にジェン・スン・ファンとクリス・マラコウスキーによって設立されました。
1999年にGPUを搭載した「GeForce256」を開発し、業界での地位を不動のものとしました。NVIDIAの開発したGPUは、現代の映画やゲームにおける美しいグラフィックスを可能にし、コンピュータ・グラフィックスの世界を牽引しています。
現在は、エンタープライズ・グラフィックス、データセンター、自動車という4つの市場をターゲットとし、PC、モバイル、クラウドを通して技術を提供しています。
NVIDIAのGPUはGoogle, Facebook, Microsoftといった世界のIT大手にも採用されており、最近ではその高速な並列処理能力を活かしてAI(人工知能)開発において使用されています。
GeForceシリーズなどで有名
GeForceシリーズは、1999年に「GeForce256」が発売されて以来開発が続いているGPUの製品群。AMDのRadeonと共にコンピュータ・グラフィックスの分野においてディファクト・スタンダードとなっています。
特にゲーム業界において圧倒的なシェアを誇り、世界最大のプラットフォームとなっています。ゲームの利用者だけでなく開発者にも使用され、ソフトウェアを利用することで高画質のゲームを開発することが可能になっています。
AMD(アドバンスド・マイクロ・デバイシーズ)
AMDはアメリカの半導体メーカーで、1969年にジェリー・サンダースらによって設立されました。GPUの他にもマイクロプロセッサ、フラッシュメモリ、APUなどを生産しています。APUとはCPUとGPUを統合した新しい製品です。
設立当初はインテルのセカンドソースとしてプロセッサを製造していました。セカンドソースとは、オリジナルの製品と同じ仕様の製品のことです。
しかし、インテルが製造能力を向上させてセカンドソースを必要としなくなったため、互換プロセッサに路線を変更しました。
その後、2006年にビデオチップを開発していたATI Technologiesを買収し、GPUを開発するようになりました。現在は、プロセッサ、チップセット、GPUを中心としながらも、VRや仮想化技術などの先端技術にも取り組んでいます。
Radeonシリーズで有名
RadeonシリーズはNVIDIAのGeForceシリーズに対抗して開発されたGPUです。当初は市場シェアを奪われていたものの、現在ではGeForceに肉薄するほど技術が向上しており、GPU市場における地位を確立しています。
RadeonはMicrosoft DirectXやOpenGLといったAPIに対応し、ソニーのPlayStation 4やマイクロソフトのXboxにはRadeonベースのGPUが搭載されています。
デスクトップ、ノートPC、ワークステーション、組み込み型と様々なデバイスに対応しており、Apple、DELL、NECなど大手PCメーカーに供給しています。
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GPUとグラフィックボードの違い
GPUとグラフィックボードの関係は、CPUとマザーボードとの関係に似ています。
CPUは中央演算処理装置のことで、パソコン内で様々な処理を行っています。マザーボードはパソコンの部品が積まれている電子回路基板のことで、マザーボードの上にCPUが配置されています。
一方、グラフィックボードにはディスプレイに画像や映像を表示させるための部品が集積されており、GPUはグラフィックボード上に設置されています。
CPUがパソコン全体の頭脳であるとすれば、GPUはグラフィックスを専門とした頭脳であると言えます。
通常のPCだとマザーボードの上にGPUが設置してあり、このGPUのことを「オンボード」と呼びます。オンボードのGPUは最低限の機能を備えているに過ぎないので、最新の3Dグラフィックスのゲームを楽しみたければグラフィックボードを購入する必要があります。
GPUは「グラフィックチップ」や「ビデオチップ」と呼ばれることがあり、グラフィックボードは「グラフィックカード」と呼ばれることもあります。
CPUとGPUの違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
グラフィックボードを購入する利点
3Dグラフィックスのゲームを堪能できる
グラフィックボードには高性能のGPUが搭載されているため、高度な処理を必要とする最新の3Dグラフィックスのゲームを楽しむことができます。
今では当たり前となった3Dグラフィックスですが、縦・横・高さの三次元空間をリアルタイムに処理するには膨大な演算処理が必要です。
グラフィックボードのおかげでユーザーや開発者は滑らかに動く高画質の映像を楽しむことができるのです。
DVDやブルーレイの映像をより美しく
グラフィックボードの付いたパソコンでDVDやブルーレイを再生すると、映像をより美しく見ることができます。特にディスプレイが大きいとその効果が顕著になります。
グラフィックソフトの操作がスムーズに
画像や映像をソフトウェアで編集する場合、コンピュータの性能が低いと動作が遅くなってしまいます。しかし、グラフィックボードは画像処理を得意とするため、動作がスムーズになり制作に専念することができます。
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GPUの性能
GPUの性能は、どのくらいの解像度の画像をどのくらいのフレームレートで表示できるかによって決まります。
解像度は画像の縦横を画素(ピクセル)と呼ばれる単位で表したものです。「800px×1000px」などといった表記を見ることがあると思いますが、あれは横800ピクセル×縦1000ピクセルという画像の解像度を表したものです。
一方、動画は「フレームレート」という単位で評価することができます。動画は異なる静止画を連続して映し出すことによって、まるで動いているかのように見せています。仕組みはパラパラ漫画と同じで、使用する静止画が多ければ多いほど滑らかに動いているように見えます。
フレームレートは、1秒当たりに処理できるフレーム数(静止画数)を表すもので、fps(frames per second)という単位で表されます。例えば、1秒あたりに5枚の静止画を表示させれば5fpsとなります。
フレームレートが高ければ高いほど性能が良いということになりますが、それだけ処理量が多くなるということになります。
一般的に、3Dグラフィックスのゲームを快適に楽しむためには60fps必要とされています。
GeForceとRadeonはどちらを買うべきか
GPUで人気があるのは、さきほど紹介したNVIDIAのGeForceとAMDのRadeonです。どちらもGPUの性能は高く、ゲーム、グラフィックス、VRなどで快適に使用することができます。
ゲーミングPCのスタンダードはGeForce
ゲーム用にGPUを購入するならGeForceがおすすめです。GeForceはドライバを頻繁にアップデートすることによってゲームに最適化され、フレームレートを向上させています。
また、ゲームをすることに特化したゲーミングPCにはGeForceが搭載されていることが多く、ゲーム業界での標準的なGPUになっています。
Radeonはマイニング特需で品薄傾向に
Radeonは膨大な計算を必要とする仮想通貨のマイニングに利用できるということで、多くのユーザーから選ばれて品薄状態になっていました。
品薄傾向は緩和されつつありますが、まだ続いており、amazonやオークションではプレミア価格での取引が続いています。
そのため、正規の価格で購入したい方はGeForceがおすすめです。
GeForce製品群性能比較
GTX 1060
コア数
1280
メモリ容量
6GB
TDP
120W
補助電源
6pin
価格
36,980円(2018年5月13日時点)
*GPUはあくまでチップであって、搭載するパソコンやグラフィックボード、メーカーによっても価格は大きく変動するので参考程度にしてください。
GTX 1070
コア数
1920
メモリ容量
8GB
TDP
150W
補助電源
8pin
価格
66,938円(2018年5月13日時点)
*GPUはあくまでチップであって、搭載するパソコンやグラフィックボード、メーカーによっても価格は大きく変動するので参考程度にしてください。
GTX 1080
コア数
2560
メモリ容量
8GB
TDP
180W
補助電源
8pin
価格
77,980円(2018年5月13日時点)
*GPUはあくまでチップであって、搭載するパソコンやグラフィックボード、メーカーによっても価格は大きく変動するので参考程度にしてください。
参考:NVIDIA
GeForce製品群のスペックのまとめ
GTX 1060はコストパフォーマンスに優れる
GPUは高度なテクノロジーが詰まったチップなので安価ではありません。しかし、GTX 1060であればそれほど高価でもなく、最新のゲームを楽しむことができます。
3DゲームやVRを操作するための性能は十分に備わっています。ただし高負荷のVRだと残像感が残る可能性があります。
予算があまりないけれどPCゲームを始めてみたいという人におすすめです。
GTX 1070はコストと性能のバランスが良い
GTX 1070はVRでも快適に動作し、ディスプレイのサイズがフルHD(1920×1080)もしくはWQHD(2560×1440)でも高画質を堪能することができます。
フルHDでも平均80fps程度のフレームレートが出るので、予算に余裕がある人におすすめです。
GTX 1080はモンスター級の高性能
GTX 1080はハイエンドクラスだけあって高価ですが、現在の最高画質である4K(3840×2160)でゲームを楽しむことができます。
VRも問題なく楽しめますし、GTX 1080があれば今後数年は他のGPUは必要ないでしょう。
まとめ
以上、GPUのメーカーやブランド、GeForceの製品群について解説してきました。
GPUにはたくさんの種類があり、性能も価格もばらばらですので、自分が使いたい用途を見定めて適切なGPUを購入するようにしましょう。
GPUはゲーム業界だけでなく、その処理能力の高さから、人工知能や科学技術、自動運転の開発においても注目されています。今後も、GPUが活躍する領域はますます広がっていくことが期待されています。
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