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あなたは開発職や専門職として働きつつも、実は日本語しかできないことに悩んでいませんか?
エンジニアとして働く上で「英語はやっぱり必要なのだろうか」と悩んでいませんか?そんなあなたにおすすめなのが、プログラミングを英語で学ぶことです。
プログラミング力と英語力の掛け合わせは、ビジネスパーソンにとって大きな武器です。さらに英語学習とプログラミング学習には似た点も多いです。
この記事ではプログラミングを英語で学ぶメリットや、学習におけるインプット・アウトプットの重要性を解説します。
この記事の目次
エンジニアの英語力の実情
エンジニアにとっての、英語力の重要性とはどのようなものでしょうか。
エンジニアの世界共通語はコード
エンジニアにとってもっとも雄弁な世界共通後は「プログラミング言語」です。日本人であろうと、アメリカ人であろうと「Ruby」は「Ruby」。「Java」は「Java」。アメリカではRubyの文法が違う。フランスではJavaの文法が違う。そのような国ごとの違いはありません。
英語と日本語は文法が異なりますし、英語とフランス語にも数多くの違いがあります。
こうした自然言語に比べると、人工言語のプログラミング言語はある意味で文法が整理されています。
仮にあなたが海外企業に転職したり、逆に日本企業に外国人エンジニアが入社してきたとします。
その場合、極論を言えば、コードで通じ合っていれば、英語でのコミュニケーションは最低限意思疎通ができれば構わないとも言えるのです。
英語はできた方が有利
とは言え、英語はできた方が有利であることは間違いありません。
何故なら、英語力はグローバルスタンダードのスキルだからです。ITソフトウェア開発の国際カンファレンスの現場に足を運ぶと、海外のエンジニアは英語と母国語を話せるのは当たり前。その2つに加えて、拙いとしても1ヶ国語程度は話せるケースが多いです。
ファーウェイの日本支社は新卒エンジニアに月収40万円を用意
中国の電子機器メーカー、ファーウエイの日本支社では新卒のエンジニアに月収40万円という高水準の給与を提示。日本の新卒社会人の平均月収はおよそ20万円。およそ2倍の給与を用意したことが、大きな話題となりました。
このように外資系企業では新卒社会人にも、日本の新卒の倍以上の給与を提示しているケースが少なくありません。英語力と開発力。この2つのスキルを併せ持つ人は、グローバル市場では非常に高い評価を得ます。
英語力はグローバルスタンダードのスキルです。このスキルの有無によって、エンジニアの市場価値には大きな差が付きつつあります。
開発力という理系スキルと語学力という文系スキル。どちらも重要。
プログラミングは理系との親和性が強いスキルです。一方、英語力は「語学」のため、文系との親和性が高いです。開発にだけ興味があり、英語学習には中々踏み出せない理系エンジニアは少なくはありません。また英語の読み書きはできても、カンファレンスの場などでうまく英語のプレゼンや会話ができない人もいます。
つまり、今は「英語」という文系的な素養を持ったエンジニアが求められている時代とも言えます。
続いては、文系エンジニアの市場価値について検証していきます。
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文系エンジニアとは
エンジニアは理系の方の職業と思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし実際には文系のエンジニアは約4割、理系のエンジニアが6割とその割合は大きく変わりません。
なんと約40%は文系SEという結果です。
学生時代からプログラミングを勉強していた理系には、エンジニアとしてのスキルと経験という強みがあります。
しかし文系には、理系の方とは違った強みがあります。
文系エンジニアの強みはコミュニケーションスキル
文系エンジニアの強みやスキルは、システム開発の上流工程で大きく発揮されます。
要件定義や設計を行う上流工程では、クライアントとの打ち合わせが必須。打ち合わせを通じ、クライアントのニーズを聞き出し設計を担当するのがエンジニアの役目です。
プログラム開発の下流工程を担当し、実際のコードを書くのはプログラマーです。つまり上流工程を担うエンジニアには、開発力だけでなく高いコミュニケーションスキルが求められます。
つまり文系の語学力、コミュニケーション能力の高さはエンジニアとして大きな長所になります。そのうえでプログラミングの知識を身につけることができれば、あなたのエンジニアとしての活躍の幅を大きく拡げることができます。
文系とは
文系の方の特徴をご紹介します。
コミュニケーションスキルが高い
物事を抽象的にとらえ、物語のように話すことができるのが文系の方の特徴です。それによって、会話だけでなく、メールなど文章でのやりとりでもわかりやすく伝えることができます。自分の思考を言語化するスキルは、理系よりも高いと言えます。
物事をさまざまな角度から捉えることができる
言葉の意味や定義について深く考えることができます。それによって、問題が起きた場合にはさまざまな見方で物事を捉えるスキルを持っているので、思いもよらない発想で解決することがあります。
一つの言葉から複雑なことを考えることができるのが文系の特徴です。
文系脳の人は、言葉ひとつひとつの定義や概念形成に凄くこだわります。「コミュニケーション能力」や「成功」という言葉を聞いたら、まずは言葉の意味や定義について深く考えます。
理系とは
主に自然界を研究の対象とする学問が理系です。理系の方の特徴は以下になります。
こだわりが強く、技術の追求が得意
自分がこれだと思った物事に対して、我慢強く取り組むことができるのが理系の特徴です。そのため、トライアンドエラーを繰り返すことにも抵抗がなく技術職に向いていると言えます。
開発の専門用語や数字に強い
専門用語や具体的な数字にも強く、論理的な思考ができるので、テキパキと仕事をこなすことができます。理系の方は物事をシンプルに捉えて、フレームワークや公式を利用し、効率よく物事を処理することが得意です。
文系・理系の区別は、本来は不要?
文理は、本来は明確に線引きができるものではないです。
文系は文科系とも呼ばれ、主に人類化学と社会化学に分類される学問の系統とされます。
一方理系は理科系とも呼ばれ、自然科学に分類される学問の系統とされてきました。文系、理系の両方を理解することが問題を解決するために重要とされてきました。
互いの違いを理解し、お互いの良いところを生かしてより良い結果を出すため努力を重ねるのが、仕事においては重要です。
プログラミングと英語の関係性
文系の高い語学力は、プログラミングにどのように活用できるでしょうか。
語学力が生きるポイントの1つが、英語です。プログラミングではコーディングはもちろん、ソースコードの解読や情報サイトの検索など様々な場面で英語が使われます。
ここではプログラミングスキルと英語の関係を見ていきます。
プログラミングには英語力は必須
プログラミングと英語には切っても切り離せない関係があります。
例えば以下のようなソースコードがあったとします。
a = 20
if a >= 15 then
print “bigger”
end
if a <= 14 then
print “smaller”
end
上のコードには「if」「then」「print」「end」など様々な英単語が使われています。
英単語がどうしても苦手で、生理的にアルファベットを使うことに嫌悪感を抱く・・・という方の場合、プログラミングをするのは難しいかもしれません。
英単語の意味を理解した上で、コードを書くのか。それとも単語の意味はわからないけれど「とりあえずテキストに書いてあったから」とおまじないのようにしてコードを書くのでは知識の定着度が違います。
英語力は、高校卒業程度で問題ない
とはいえ「if」「then」など、プログラミングに使う英単語は難しいものでは無いです。
エラーメッセージや資料を読み解く際には、より複雑な英語を理解する必要がありますが、それらも過剰に難しいものではありません。
プログラミング言語の公式ドキュメントや海外のブログ等を読みこなす場合でも、とりあえずは高校卒業程度の英語スキルがあれば十分です。文章を読むと、分からない単語に出くわすことも多いですが、それらは都度都度辞書を引くよう心がけましょう。
プログラミングに必要なTOEICのスコアの目安
プログラミングに必要な英語力の目安は、その人の「エンジニアとしての働き方」によって変わります。
ソースコードの読み書きさえできれば十分な場合
英語は「ソースコードの読み書きができれば十分」で、外国人エンジニアとのやり取りはボディランゲージやGoogle翻訳で十分な場合、TOEICのスコアはほぼ求められないと考えてよいでしょう。
目安のTOEICのスコアは、600点程度となります。ただし、TOEICのスコアはあくまで英語力の参考に過ぎません。日常の仕事で意思疎通がそれなりに取れているのであれば、TOEICの学習ブランクがあったり、未受験の場合でもそれほど問題ないでしょう。
海外のITカンファレンスに出席したり、外国人エンジニアのマネジメントを行う場合
外国人エンジニアと積極的なコミュニケーションが必須な場合。海外カンファレンスへの出席が必要な場合。あるいは外資系企業に勤める場合は、高いTOEICのスコアが必要です。
目安は800点以上。できれば900点以上を獲得した上で、加えて業務に関連した専門書を英語で数冊は読んでおくのがおすすめです。TOEICの頻出単語と、実際に業務で使う英語は異なるケースも多いからです。
また英語のニュースも日常的に見聞き。英語での情報収集を心がけるようにしましょう。
なぜ10年英語学習をしても、日本人は英語が苦手なのか
小学生の頃に、授業で英語を学んだ記憶はありませんか?
また学校で習っていないとしても、両親に英語の教室に連れて行ってもらった記憶がある人も多いでしょう。
このように日本人は英語学習への意欲が低いわけではありません。大抵の人は、英語学習を始めてから新卒で就職するまでに概ね10年程度の学習経験を持っています。
10年に渡って学習しても、英語に苦手意識を持っている人は多いのです。英単語の語彙も非常に少なく、TOEICの点も低めです。それは何故なのでしょうか。
英語を日常的に使う機会がない
日本は海に囲まれた島国の国家です。過去には鎖国をしていた歴史もあり、比較的移民や外国人とのハーフの方が少ない傾向があります。移民、ハーフの少なさは多民族国家のアメリカや、EU諸国と比べると差が歴然としています。
そのため、日常のコミュニケーションが日本語だけで成立してしまうのが現実です。書店に足を運ぶと洋書のコーナーは非常に小さいか、そもそも存在していないことも多いです。
このような環境では教師が「英語の重要性」を口にしたところで、子供達に切実さを感じてもらうのは想像以上に難しいかもしれません。こうした環境が、10年の英語学習を重ねても英語が苦手な人を生み出している可能性があります。
英語は「習うもの」で「しゃべるもの」ではない
義務教育で「英語」を子供に教えるということは、裏を返せば子供に英語を押し付けるということでもあります。
子供は非常に素直です。自分の興味があることには没頭しますが、興味がないことはやりたがりません。前者の学習効率は高く、後者は非常に効率が悪いです。例えば英語を話すにはやはり単語の語彙は欠かせませんが、単語学習を押し付けられるのは子供にしたら退屈です。
義務教育の英語のカリキュラムにそもそも問題がある可能性も十分にあるでしょう。
海外のビジネスパーソンと仕事をする、というキャリアを思い描けていない
日本の英語教育はリーディングとライティングを重視し、リスニングとスピーキングは比較的後回しのような扱いを受けてきました。このことに顕著なように、英語は教養として扱われがちで「仕事に使える」というような実用性をあまり評価されてこなかったのです。
海外では英語力の目安として、TOEFLが重視されます。一方、日本ではTOEICが基準です。この基準の差からも、日本がリーディングとライティング重視の国であることが伺えます。
その理由は日本の経済が内需で成り立っており、海外のビジネスパーソンとやり取りする機会が少なかったからです。
日本経済は徐々に内需から、インバウンドをはじめとする観光産業や「クールジャパン」に代表される国際的なコンテンツ産業。そしてグローバルなIT産業に切り替わっていきます。
今後はより海外を視野に入れたキャリアの検討が必要不可欠でしょう。
プログラミングに必要な英語力を身につけるには
10年勉強してもなお、英語が非常に苦手だ・・・という方は珍しくありません。中には「自分が高校卒業程度の英語力を持っているかどうか、自信がない」「ゼロから英語を学び直したい」という方もいるでしょう。
そうした方に向け、英語力を身につける方法を紹介します。
英語ができる人の特徴
英語に限らず、学習に一番必要なことは継続性です。
第二外国語として英語を身に着けた方は、決して生まれたときからネイティブだったわけではありません。地道に勉強を続け、身につけたのです。
英文の意味を理解して読み解くという作業をしっかりと行い、わからない単語が出てきても、諦めずに繰り返し続けていくことで、英語力は少しずつ伸びていきます。
文法の違いを理解しよう
英語も日本語も同じ自然言語です。どちらも同じ言語でありながら「現代文や古典が得意だからといって、英語も得意なわけではない」という方も多いです。それは何故なのでしょうか。
もちろん上には、いくつも理由があって一概には言えません。しかし、大きな理由の1つには「文法の違い」があります。
日本語と英語には、非常に多くの文法の違いが存在します。
例えば、日本語の文や話し言葉では多くの場面で主語が省略されます。一方、英語には主語が常に存在します。
典型的な例は、日本語の「どこから来たの?」という文。日本語では「あなたは」という文が省略可能ですが、英語に訳す時は「Where are you from?」と主語を明確にする必要があります。日本語の文法に慣れ親しんでいると、こうした英語の特徴に中々馴染めない・・・ということも多いです。
単語だけでなく、組み合わさる文法を理解し、英語を学ぶことがおすすめです。
英語もプログラミングも、アウトプットが重要
英語学習とプログラミング学習の共通点。それはアウトプットの重要性です。
インプットをする
英語学習にも、プログラミング学習にも様々な方法があります。
本で読む
もっとも王道のインプット方法です。英語の参考書も、プログラミングの参考書籍も多数の本が出版されています。
英語学習の場合、児童向けの小説を原書で読むのもおすすめです。例えば「ハリー・ポッター」シリーズは中学卒業~高校卒業程度の英語力である程度スムーズに読みこなすことができます。
動画で学ぶ
英語学習でもプログラミング学習でも、強くおすすめなのが動画学習です。例えば外国映画の音声を日本語吹き替え、字幕を英語にすると「日本語の会話内容を、英語ではどう表現するか」をリアルタイムに理解することが出来ます。
プログラミング学習でも動画学習をすることで、コーディングや開発の流れや実行結果をよりクリアに把握できます。
アウトプットの無いインプットは効果が薄い
プログラミングも英語も、アウトプットをせずに学習だけを続けるのはおすすめできません。インプットだけしていても、スキルは身につかないのです。
アウトプットには大きく分けて2つの効果があります。1つは「間違いをすぐに正せること」。英語であれば、英語の会話相手から文法や単語、発音の誤りを指摘してもらえます。プログラミングであれば、間違いがあればエラーが指摘してくれます。
もう1つは学習モチベーションの維持。覚えたところで使用しない知識は、言わば「宝の持ち腐れ」。次第に「自分は何のために勉強しているのだろう・・・」と学習の目的を見失う可能性があります。
そうした状態に陥らないためにも、定期的にアウトプットし、スキルを少しずつ上げていきましょう。
アウトプットをする
プログラミングを行う上で大切なことは、得た情報を自分で処理して考えることです。これは英語でも同じで、和訳を目にしてその場はわかったとしても、自分でその言葉を実際に使うことはできません。
理解するためには実際にアウトプットすることで、その言葉の表現のレパートリーを増やし、相手に考えていることを伝えられるようになります。
インプットした情報を自分が思う通りに動かすためには、何度もアウトプットとインプットを繰り返すことが必要です。
勉強に割く時間を増やす
勉強をはじめたばかりの方にとっては、わからないことばかりで不安に感じることもあるでしょう。
しかし、時間をかけて勉強を続けていくうちに、自分の中で学んだ知識が紐付いていくのを実感でき、喜びを感じる瞬間が来ます。それまで根気強く続けることが大切ですので、できるだけ多くの時間を勉強に割きましょう。
僕もプログラミングで苦しさを味わうまでこういう考え方ができなかったので、わからないところはなあなあにしていた気がします。しかし、それでは少なくとも普通の頭の人ではプログラミングも英語も上達することは不可能だと思います。
初めはわからなくても自分で考えて紐解くことにより、記憶に深く刻まれます。感覚的にいえば、理解したときにパズルが揃う感じがするのです。
引用元:村上春樹に学ぶ、プログラミングと英語とマラソンが”できる”人の共通点 _ 渡邉 充敏 – Watanabe Mitsutoshi
プログラミングを英語で学ぶ
英語スキルとプログラミング。この2つのスキルを持ち合わせた人材は、国内に多くはありません。一方、多くのITトレンドはアメリカから生まれます。
つまり、英語とプログラミングのどちらも出来る人材は非常に貴重なのです。
プログラミング言語の開発者向けマニュアルは基本的に英語です。日本語に訳されるのを待っていては、ITの開発では仕事にならない場合もあります。ITのトレンドは、それだけ移り変わりが早いのです。
インターネットで英語のマニュアルが読めれば、不具合をすぐに解決できる場合も少なくありません。
もしも、プログラミングの勉強で英語も一緒に学べたら一石二鳥だと思いませんか?
ここでは英語でプログラミングを学べるサイトを紹介します。
Udacity
400万人以上が受講し「シリコンバレーの大学」とも呼ばれるオンライン学習サイトがUdacity。GoogleやFacebookといった世界的企業からも多数の講師が派遣。サイトにコースを公開しています。
Udacityが力を入れているコースの1つがAI(人工知能)。ディープラーニングの基礎コースやデータアナリストの養成コースなどが用意されています。
Udacityにはアプリも用意されているため、動画をダウンロード。移動中にパケットを消費すること無く、動画学習も可能です。
Udemy
日本語コースも多数用意されているのがUdemyです。Ruby on RailsによるWebアプリケーション開発からスマホアプリ開発、インフラやブロックチェーンまで様々なコースがあります。
全世界にユーザーを抱えるUdemyでは、対訳が用意された動画が多く存在します。またUdemyでは講師への質問機能が用意されています。
まずは対訳を参照しながら英語でプログラミング言語を学び、どうしてもわからない箇所は講師に質問することで順調に英語で学習が進められるでしょう。
文系でも英語とプログラミングスキルが必要な理由3つ
最後に英語とプログラミングスキルの重要性を3つに分けて、解説します。
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商談がスムーズにいく
システム構成・機能の詳細・プログラム知識などがあれば、クライアントのニーズを技術の面から正確に把握。的確なヒアリングとシステム開発提案ができるようになります。
無論、システム構成やプログラミングのトレンドは日々移り変わっていきます。先にも述べたように多くのITトレンドは英語圏から発信されます。即ち、クライアントの心を捉えるような魅力的な提案をするには英語のニュースに日々目を通すことも必要です。
技術の知識とITトレンドを踏まえ、魅力的なプレゼンテーションを行うことで商談はよりまとまりやすくなることでしょう。
コミュニケーション能力が飛躍的にアップする
プログラミングスキルとコミュニケーション力を併せ持つ方は、少ない傾向にあります。エンジニアにとってはごく当たり前に使う単語でも経営陣やマネジメント、他の社員にとっては「何を言っているのかわからない」ということは多いのです。
プログラミング言語の名前や役割の違い。「変数」「アルゴリズム」といった言葉の意味を、誰にでも分かるように説明するのは意外と難しいものです。高い説明スキルが問われます。
プログラミングスキルを持つ文系の人材がエンジニアとマネジメントの橋渡しを行うことで、社内のコミュニケーションは一気に円滑になります。
また近年はグローバル化が進み、外国人社員の採用を行う企業も増えています。社員採用にあたっては日本語のコミュニケーション力をチェックする企業が多いです。とはいえ実務においては、外国人社員が考えを上手く日本語で伝えられない場面もあるでしょう。そうした時に英語力があれば、フォローに回ることが出来ます。
エンジニアの人脈が増える
エンジニアは、常に新しい情報や知識を手に入れることが必要です。新しいプログラミング言語が登場したら試したり、自社がサーバーをオンプレミスで稼働させていたらクラウドへの移行を提案してみる。こういったことはエンジニアの役割です。
勉強は自分で続けていくことも大切ですが、研修や勉強会に参加するのもおすすめです。自分とは違った環境で働いている人と出会うことはエンジニアにとって大きな刺激になります。
そしてエンジニアの知識があれば、はじめての人とも共通の話題で、話が盛り上がります。そこで知り合った人にまた別の交流会を紹介をしてもらえることもあるでしょう。
あなたの人脈を増やすことは、フリーランスで働くことや新たな案件の獲得にもつながり、新しい働き方の可能性を見つけることができます。
さいごに
エンジニアの知識を文系のエンジニアの方が身に付けることができれば、コミュニケーション能力の高さなど長所をより活かすことができ、活躍できます。
今はエンジニアとして働きたい文系の方にとって、チャンスの時期です。IT人材は不足。2020年には36.9万人、2030年には78.9万人の不足が予想されています。
そのため、未経験のエンジニアの育成に力を入れる企業が増えています。
ITビジネスの成長とともに、需要が増すことが予想されるIT人材。その中でもエンジニアの需要はより高まっていくでしょう。あなたも今から、文系エンジニアとして勉強をはじめてみませんか?