市場の流れを掴み業界を制覇する!非エンジニア社長が年商10億円のインターネット企業を起業した話
更新: 2020.04.07
元高校球児、文系学科卒業、非エンジニア。一見ITとは無縁なキャリアを歩んでいる川合さん。そんな彼がインターネット広告企業を起業した背景、キャリア形成で大切にすべきことを話してもらいました。
プロフィール 川合幸治さん
同志社大学経済学部卒業。 株式会社サイバード、ngi group株式会社(現ユナイテッド株式会社)と、 モバイルインターネット企業を渡り歩く。
2011年、スマホを中心としたアフィリエイトに特化した広告事業を主軸にする株式会社リンクエッジを創業し、現在6期目を迎えようとしている。
最も伸びている業界=IT業界への就職を決める
──IT企業へ入社された理由はなんですか?
大学時代は「起業をしたい」という漠然とした思いからリサイクルビジネス、フリーペーパービジネス、と様々なビジネスを立ち上げていました。
しかしながら、利益率が低くビジネスとして続けていくには限界を感じ、企業で勉強をしようとインターンシップに参加しました。
ITの凄さを体感したのは、インターン先の企業で全世界に対してeBay(世界最大のインターネットオークションサービス)を用い、 京都の伝統工芸品とアニメ関連グッズを売り出したことです。
仕入れ値の5倍以上の金額で売れました。 「一端の大学生である自分でも世界を相手に利益(付加価値)の出せる仕事が出来るのか!これから最も伸びる分野だ!」とITの凄さを体感しました。
それがきっかけで、IT業界の中でも当時最も伸びているモバイルインターネット分野の企業への就職を決めました。
──現在の会社設立までのお話について教えてください。
最初に入社した会社では営業職を志望したものの、財務・経理職配属でした。
入社から10ヶ月後、希望していた営業職を諦めきれなかったので、リンクエッジ共同設立者・安田の紹介で2社目のインターネット広告企業に転職しました。
2社目で勤務してから2年後に退職し、安田とリンクエッジを設立しました。 きっかけは3.11です。地震の影響で在宅勤務となった時、自分の働き方について考えました。
「このままで良いんだっけ」と。 正直、起業することは怖かったです。けれども、このまま働き続けて、そこそこ売れる営業で終わってしまう方が怖かったです。
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市場の流れを掴むことで急成長が見込める。それがIT。
──社長になられ、見える世界はどのように変わりましたか?
社長になったことで変わったことは、常に市場の流れと向き合わなければいけないという感覚です。 社員時代は評価者が会社であり、上司です。
社長になると、上司はいないため、市場から評価されるようになります。 市場から評価されないと、社長(=会社)は業界から退場せざるを得なくなるわけです。
そのため、社長は常に市場の流れに向き合い、市場に評価される動きを先手先手でやり続ける必要があります。
インターネット広告市場の中心がPCやガラケーからスマートフォンに移り変わったとき、 その変化に対応して伸びた企業、流れに乗れずに伸び切れなかった企業がハッキリと分かれました。
このとき、いかに市場の流れを掴んでおくことの重要性に気付かされました。
そこで感じたインターネット広告業界の魅力は「業界の絶対的存在」がまだいないため、 マーケットニーズのあるものを作れれば、それを新しい産業として台頭させられることです。
例えばスマートフォンが頭打ちになっていても、次々と、新たなマーケットで新たなサービスが台頭してくるのであろうと考えています。
ただ、新しい価値をスピード感を持って生み出しつづけないと生き残っていけないとも感じています。
──IT企業の社長から見た、「ITスキルを保有していること」のメリットは何ですか?
僕はエンジニアではないので、ITスキルを保有している方々と比べると、すぐに相手のニーズを形に出来ません。 そのため、言葉で説得する必要があります。
一方、ITスキルを保有してさえいれば、自分のアイディアをすぐ形にすることで検証ができ、その結果によって、スピード感とファクトを持って関係者を説得することが出来ます。
エンジニアの方や社外の方とお会いして、それが最大のメリットだと感じています。
自分のなりたい姿で生きている人の事例をとにかく集めよう
──自身のキャリアに悩んでいる人へ、アドバイスをお願いします。
方向転換がしやすい若いうちに「こうなんじゃないかな」と一つでも仮説があるなら早めに動いてくことが大切だと思います。動くときは、別に一人じゃなくてもいいのです。
会社の仲間でなくても、学生時代の仲間でもいいので、「こうなりたい」とあなたが思う生き方をしている人と動くことが突破口になるはずです。それによって背中が押されます。
行動して損することはないですから、きっと未来に対して楽しい姿を描けるようになると思います!
川合さん、貴重なお話ありがとうございました!
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