20代後半、プログラミング未経験からエンジニアを目指すのは無謀なのか?プログラマー転職のプロに話を聞いた
更新: 2021.07.15

「最先端のテクノロジーに触れられる」
「柔軟な働き方ができる」
「給料が高い」
ITエンジニアの働き方やキャリアというと、上のようなイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。
またこうしたエンジニアの働き方に、憧れを抱く人も多いでしょう。
とはいえ、エンジニアと言うと「学生時代からプログラミングをやっていないと就けない仕事」「文系には不向きな仕事」というイメージも強いです。
やはり20代後半や30代で、プログラミングをゼロから学んで転職を目指すのは無謀なのでしょうか?
プログラミング未経験からエンジニアとしてのキャリアを描くには、何をすればいいのでしょうか。
未経験からのエンジニア転職を実現する即戦力エンジニア養成プログラム「TECH::EXPERT(テックエキスパート )」のキャリアアドバイザーである瀬尾晃平(せおこうへい)さん、秋森志野(あきもりしの)さん、大和省悟(やまとしょうご)さんに、お話を聞いてみました!
※TECH::EXPERT(テックエキスパート)は「テックキャンプ エンジニア転職」という名称に変わりました。インタビューの一部は取材時の旧名称を残しています。また、2021年4月3日以降に受講開始する方の受講スタイルは3プラン制となります。詳細・最新情報は公式サイトを参照ください。
この記事の目次

TECH::EXPERTは普通の人材紹介では難しいことにチャレンジする
—–今のお仕事の内容を教えてください。
瀬尾:TECH::EXPERTで、受講生のキャリアアドバイザーをしています。
もともと、私は人材紹介会社に勤めていました。正直に言って、人材紹介会社からすれば「転職希望者の就職先は自分の会社で決めたい」のが本音です。
紹介先からフィー(対価)をもらうのが、紹介業のビジネスモデルなので。
だから本当は他の企業に紹介した方が良かったであろう人材も、無理やり自分の会社で決めてしまうというケースも見てきました。でも、それでは限られた転職希望者を人材紹介会社で奪い合う「パイの奪い合い」です。
TECH::EXPERTは「パイを作る側」の事業をしています。未経験からのプログラミング学習と、転職までを一気通貫でサポートする。そのビジョンに魅力を感じ、いまの仕事をしています。
秋森:私も人材紹介会社で仕事をしていて、TECH::EXPERTの事業がスタートするタイミングでキャリアアドバイザーを始めました。
「未経験からのエンジニア転職」は普通の人材紹介では、まず難しいです。「本当にそんなことができるのか」と、キャリアアドバイザーになる前は思ってましたね。
ただ難易度が高いからこそ、チャレンジしてみたいと好奇心が湧いたのも本音で。そうしてキャリアアドバイザーを始めました。
大和:私もキャリアアドバイザーをしています。以前は企業の顧問クラスの方を対象として、人材紹介をしていました。
自分の周りには、もともとIT企業やテクノロジーに興味がある人が多くて。テックキャンプを受講している人も多かったです。
そうした人たちがスキルを身につけることで、キャリアを切り開いていく姿に共感し、未経験からのエンジニア転職を実現するお手伝いをしたいと思うようになりました。
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なぜ一般的な転職サービスでは「未経験からのエンジニア転職」が難しいのか
—–そもそもTECH::EXPERTとはどのようなサービスなのか、改めてお聞かせください。
瀬尾:「未経験からエンジニアになりたい」という方を対象とする、即戦力エンジニア養成プログラムです。徹底したプログラミング学習から、就業までをサポートします。受講生のエンジニア転職の成功率は98.5%です※1。
「本当に未経験者を採用しても大丈夫なのか」と、採用サイドには疑う声もまだまだあります。
だから企業の採用担当者の方とお会いし、事業やカリキュラムの説明を行い、地道に「未経験からのエンジニア転職」という市場を広げていくのもTECH::EXPERTのミッションです。
—–秋森さんは先ほど「未経験からのエンジニア転職は普通の人材紹介では、まず難しい」と仰っていました。何故、普通の人材紹介では難しいのでしょうか。
秋森:一般的な企業の人事担当者の方は、プログラミングスキルに関する知識があまり無いのが現実です。
だから未経験の方が、普通に書類を出しても「エンジニア歴が無い」という時点で落とされてしまいがちなんです。
—–なるほど。
秋森:もちろん「未経験でプログラミングスキルもない」となると、転職が厳しいのは当然です。だから、未経験からのエンジニア転職には「手厚い転職サポート」と「徹底的な学習」の両方が必要なんです。どこまでスキルをつけられるかが勝負と言っても、過言では無いです。

大和:TECH::EXPERTは言わば、学校みたいなものです。朝から晩まで教室でプログラミングが勉強できますし、カリキュラムには「チーム開発」という課題があります。受講生同士で一緒にチームを組んで、開発を行う中で自然と仲間ができます。
学習期間の3ヶ月で確実にプログラミングスキルが伸びるので、私たちは自信を持って、受講生を企業に推薦しています。
※テックキャンプ エンジニア転職のチーム開発は80期(2020年6月20日開催)をもって終了となりました。今後も受講生にとって最適な学習スタイルの提供を目指していきます。

エンジニアの需要は、本当に社会的に高まっているのか
—–エンジニアの需要は年々高まっていると言われていますが、そもそもこれは事実ですか?
大和:事実です。特にサーバーサイドエンジニアの需要は、年々高まっていますね。
瀬尾:インターネットは現代のインフラです。何か一つものを作れば、それを広めるのにWebサービスが必要になります。Webサービスのニーズが高まるほど、その作り手であるエンジニアも数が必要になっていくんです。
秋森:日本のエンジニアの総数は、おおよそ90万人以上です。この数字を見れば分かるように、エンジニアの数は「少ない」わけではないんです。
ただ、様々なサービスが毎日のように登場してきているのも事実です。業界全体の拡大のスピードを考えると、まだまだエンジニアは数が必要なんです。
特にサービスの見た目を作るだけでなく、その先にある「課題」を解決する能力を持ったエンジニアが足りない。TECH::EXPERTでは、将来的に課題解決能力を備えたエンジニアになる人を増やしたいです。
プログラミング未経験者が学ぶ最適なフレームワークはRuby on Rails
—–TECH::EXPERTで学べるのは、Webアプリケーション開発です。そもそもWebアプリケーションとは何ですか?
大和:わかりやすく言えば「複雑な機能を載せたWebサイト」です。
たとえばトップページなどの、サイトの見た目は「ビュー」と言います。こうした見た目から、サーバーサイドのプログラミングまでを全て行うのがWebアプリケーション開発です。
—–学べるフレームワークはRuby on Railsです。なぜ、Ruby on Railsを教えているのですか?
大和:Ruby on Railsのコードは非常にシンプルなんですよ。そして、Webアプリケーション開発に便利なライブラリが充実しています。
瀬尾:コードがわかりやすいので、Railsは「まず手を動かしてみる」のにぴったりなんです。プログラミングの楽しさを体感する、入り口としてちょうど良いです。
TECH::EXPERTはどのようにプログラミング未経験者のキャリアを支援しているのか
—–キャリアアドバイザーの役割とはどのようなものですか?
大和:キャリアアドバイザーの役割は「道標を示す」ことです。受講生は、ほとんどがプログラミング未経験者です。当然、バックグラウンドもそれぞれ違います。なので、最初のうちは皆「エンジニアとしてのキャリアの描き方がわからない」んです。
キャリアアドバイザーはエンジニアの仕事について説明したり、キャリアプランを受講生と二人三脚で練り上げていくのが仕事です。
—–受講生の年齢層、男女比はどのようなものでしょうか?
大和:傾向としては、25歳から29歳の方が多いですね。おおむね上は35歳、下は22歳ほどです。過去には高卒でTECH::EXPERTを受講した人もいます。
秋森:男女比は、男性が9割。女性は1割くらいですね。
エンジニアの開発現場での、女性のコミュニケーション力って実はとても貴重なんですよ。実際、女性エンジニアを求める企業はすごく増えていて。もし女性で、エンジニアの仕事に興味のある方がいたらぜひ受講してほしいです!
20代後半、プログラミング未経験からエンジニアを目指すのは無謀なのか?
—–20代後半や30代になると、未経験職種への転職は難しくなるイメージがあります。3ヶ月プログラミングを学んだだけで転職というのは、実際かなり厳しいのではないでしょうか?
瀬尾:もちろん、学習と転職活動を同時に進めるわけですから大変ですよ。
3カ月の間には、辛いことも当然あります。でも「教室がある」「同期がいる」「講師がいる」「人に相談できる場所がある」というのは、辛い時にも本当に支えになるものです。同じゴールに向かう人がいるというのは、心強いことです。
大和:TECH::EXPERTだからこそできるサポートには、悩んでいる箇所の定期的なヒアリングがあります。TECH::EXPERTの受講生には毎日通う人もいれば、週末のみ通う人もいます。後者の方がトータルの受講期間が長くなります。
そして、学習期間が長くなればなるほどモチベーションを保ちづらくなるものです。
だからこそ、ヒアリングや進捗管理が重要なんです。
—–プログラミングはある程度、得意な人とそうではない人が分かれる分野ですよね。「未経験職種への転職」「プログラミング学習」というハードルが高い2つの事柄に、受講生は挑むことになります。中には、挫折してしまう人もいるのではないでしょうか。
秋森:一人だけで学習し、一人だけで転職活動まで行おうとすれば挫折しやすいです。
だからこそ、TECH::EXPERTでは二人三脚のスタイルを意識しています。とにかく大事なのは、エンジニアとしての目標を定かにすることです。きちんと目標があれば、それに向かって努力を続けていくのもしやすいです。
—–「エンジニアとしての将来像」が明確ではないまま、TECH::EXPERTに申し込むのは良くないですか?
秋森:いえ、受講開始時点では「明確な将来像」がなくても構いませんよ。
実は他の受講生も、最初は将来像がぼんやりとしていることが多いです。しかし業界・業種を問わず色んな企業の面接を受けてもらうと「やっぱりあの会社に行きたいです」という具合に変わることも多いですね。
大和:エンジニアにも色々な職種がありますし、それぞれ求められる素質やスキルも違います。こうしたエンジニアの役職ごとの働き方の違いや、スキルの違い、自分の向き不向きまでを受講前から把握できている方は多くないです。
そういう「ぼんやりとしたキャリア像」をより明確にしていくことこそ、キャリアアドバイザーの仕事なんです。
未経験者のエンジニア採用。企業側は採用で何を重視するのか?
—–未経験者のエンジニア採用で、企業側が一番重視していることはなんですか?
瀬尾:ITに興味があることですね。日々コードを書きつつ、さらに自分で勉強を進める。そういう人は採用されやすいです。
実務経験がない人の「コードを書く能力」は、企業からすると測りにくいのも事実なんです。だからこそ意欲を重視し、採用する傾向がありますね。
秋森:キャッチアップ能力です。
TECH::EXPERTの受講生に関して言えば、カリキュラム以外のことをキャッチアップすることも大切です。たとえばTwitterで情報収集用のアカウントを作ったり、GitHubで自分の書いたコードを公開したり。常に勉強する姿勢が重要です。
—–未経験からエンジニア転職をする場合「プログラミングは独学し、転職活動は普通に人材紹介会社に登録して進めればいいのでは?」という人もいるはずです。TECH::EXPERTのキャリアサポートと、他の人材紹介会社の違いは一体なんですか?
瀬尾:一般的な人材紹介会社は、幅広い職種に対応しています。というのも、普通の人材紹介を利用する人は「色んな職種に興味があります!」というケースが多いんです。その分、1つ1つの職種に対するキャリアサポートにはやや手薄な部分もあります。
一方、TECH::EXPERTはエンジニア転職に特化して、学習から転職までを一貫してサポートしています。1つの職種に特化した徹底的な支援は他の会社にはない強みだと考えてます。
大和:「距離感」ですね。TECH::EXPERTでは、受講者とキャリアアドバイザーが密に連絡を取り合います。もちろんキャリア支援が学習の妨げになっては良くないので、学習を優先させるケースもありますが。
またTECH::EXPERTはやることが明確なのも良い点です。未経験者がエンジニアを目指すのは、普通は大変です。プログラミング言語選びも、本選びも難しいので。意外と初心者向けと銘打っている本でも、実は「超初心者向け」の内容じゃなかったりするんです。
TECH::EXPERTは正真正銘、未経験からでもエンジニア転職を実現可能なカリキュラムを組んでいます。安心して学習できる環境を提供しています。
秋森:「ここまでカリキュラムを終わらせないと、キャリア支援はしません」と、受講生の進捗管理を厳しく行うこともあります。
やっぱり一定の成果物ができないと、書類選考も通りにくいです。エンジニアの求人は増えていますが、無数にあるわけでもないです。求人数は限られています。
だからこそ、単に転職活動をすればいいというわけではなく「学習」が本当に大事なんです。
自分に「エンジニア」という価値をプラス。市場価値が大きく上昇!
—–TECH::EXPERTのキャリアアドバイザーとして仕事をするやりがいはなんだと感じてますか?
大和:ずっとエンジニアになりたかったという受講生が、本当にエンジニア転職に成功。良い企業に入って、仕事をしていると聞くと嬉しいですね!
瀬尾:企業の方からTECH::EXPERTの卒業生を褒めていただけると、本当にやりがいを感じます。卒業生の活躍がきっかけで、新たな企業との付き合いがはじまったこともあります。
そうしたことを通じて、日々私たち自身も「自分たちは確かな価値を世の中に提供できている」と自信を深めながら、仕事に打ち込んでいるんです。
秋森:学習やエンジニア転職は「ゴール」ではなくて、その後のキャリアのスタートですよね。だから私は卒業生の「その後」をいつも気にかけていて、直接連絡を取ることもあります。
卒業生には入社後、経営管理までステップアップしている人もいるんですよ!そういう成長を聞けることが嬉しいです。
—–TECH::EXPERT受講を検討している方にアドバイスをお願いします。
瀬尾:プログラミングを身につけることで、いまの仕事の経験を活かしつつエンジニアとして働くことができるようになります。
たとえば事務職としての調整力を活かしつつ、プログラミングで業務改善を行う。そうした働き方が実現できます。
TECH::EXPERTで学習することで自分のキャリアに「エンジニア」という新しい価値がつきます。すると、自分の市場価値も上がります。キャリアに迷ったり、悩んだりしている人はぜひTECH::EXPERTの無料キャリア相談会にお越しください!
※1:2019年1月末時点(学習完了後、当社転職支援を利用した方の転職成功率)
※スタッフは記事公開時点での在籍です。お客様が受講時に在籍を保証するものではありませんのでご了承ください。