事故で骨がバキバキに…人生を考え直した学生がWebを学び、テックキャンプ講師へと急成長
更新: 2020.07.02
テックキャンプ梅田校でメンター(講師)を務める柳生昌宏さん。
実は2016年に、九死に一生レベルの大事故を経験。大学に通うどころか、日常生活に関することが何もできなくなるレベルの重傷を負いました。
それまでは大学で物理学を専攻し、勉強と飲食店のバイトに明け暮れていた柳生さん。事故は自身の生き方を見直すきっかけになったそう。
プログラミングを学び、今ではテックキャンプの講師をしつつ、一人のエンジニアとして開発案件を受注する柳生さん。
事故の経験やそこで得た気づき、今の働き方について話を聞きました!
この記事の目次
交通事故で骨がバキバキに…人生を考え直し、プログラミングを勉強
――今の仕事内容を教えてください。
テックキャンプ梅田校のメンター(講師)として、Ruby on RailsによるWebアプリケーション開発の手法を受講生の方に教えています。
――柳生さんは現在、学生だそうですね。
大学院の修士一年です。専門は物理で「ナノフォトニクス領域」に関する研究をしています。具体的には顕微鏡を用いて、タンパク質の分析を行っています。
昔から理系科目が好きで、化学と物理に興味があったんです。
――柳生さんはテックキャンプ梅田校でWebアプリケーションコースを受講後、メンターになりました。そもそも受講を決めたきっかけは何だったのでしょう。
2016年に交通事故で骨折したことです。
雨の日にバイクに乗っていて、転倒。足の骨がバキバキに折れてしまい、入院しました。
ここまでの大怪我をしたことが無かったので、骨折は人生を考え直すきっかけになりました。当然、その時期には大学にも行けなくて。大学に行くどころか「何もできない」レベルの骨折だったんです。
その時に考えたのが、もし社会に出てから同じレベルの骨折をしたら生活すら成り立たなくなる・・・ということです。会社に行けなければ、当然収入はゼロになります。でも、正直「自分がいつ怪我をするか」なんて分かりませんよね。
そんな時に、耳にしたのが「IT業界が盛り上がっている」ということでした。「人生のリスクヘッジとして、ITについて勉強しておかないとやばいんじゃないか」と思いました。
まず考えついたのは、アフィリエイトをすることです。アフィリエイトをするには、ホームページを作る必要があります。
そこでオンラインの学習サイトでHTMLとCSSを独学した後、2016年10月にテックキャンプの受講を始めました。
1ヶ月間受講をした後、まずは梅田校の仮メンターになりました。そして2週間後に採用テストに合格して、正式にメンターになりました。
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プログラミングを学んだことで、企業の社長から仕事を受注「Webサービスを作りたいけど、作れない人は多いです」
――梅田校の体験会で、受講を検討している方から寄せられる質問にはどういうものが多いですか?
「他の受講生の方は、どんな目的で来てるのか」「受講生同士の横のつながりはあるのか」などですね。
実際、梅田校の受講生には本当に色々な人がいます。「自分の子供にプログラミングを教えたい」とまずは自分で学んでいる親もいますし、40代の人もいます。転職を目指している人もいますし、学生もいます。本当に多種多様で、教室にいるだけでも刺激的で楽しいですよ。
――柳生さんは「プログラミングを学ぶ目的」とはなんだと考えてますか?
プログラミングは「社会のスタンダード」になるスキルだと思うんです。専門知識というよりは、もっと教養レベルのものになると考えてます。身につけておいて損はないです。
あと純粋にプログラミングを覚えると、趣味が増えて楽しいですよ。自分がふと思いついたアイデアを形にできるようになるので。
日常で交流する人も変わってきます。たとえば僕の場合だと企業の社長さんと知り合い、直接仕事をもらえるようになったりもしました。「Webサービスを作りたいけど、作れない人」って多いんです。
学生の場合は、インターンにも役立ちます。僕もエンジニアとしてIT企業でインターンをし、サービスを作ってます。
具体的には、選挙に関するサービスの開発を担当してます。
――プログラミングが「実用的に活かせた」「自分のキャリアに活きた」と感じた瞬間はありますか?
やはりサービス開発を行っていると「プログラミングを学んでよかったなあ」と実感することが多いですね。
プログラミングを学ぶ前、僕は飲食店でバイトをしてました。体力的に辛かったですし時給もそこそこでした。
今は開発を仕事にできています。開発は座り作業なので、体力に余裕ができました。プログラミングが好きなので、楽しみながら仕事ができていますし、待遇も上がりました。飲食の仕事をしていた頃より、お金が稼げています。
また学業にも役立ってますね。僕は理系なので、研究を通じて大量の論文に目を通してます。ですが「必要な論文を探す」のは、手作業だとめちゃめちゃ時間がかかるんですよね。
そこでテックキャンプで学んだプログラミングスキルを用いて、今は論文をスクレイピングしています。研究に必要な論文だけを、効率的に見つけてくる事ができるようになったので研究の効率が上がりました。
プログラミング学習には「明確な目的」が重要
――プログラミングを身につける上で、大切なことはなんだと思いますか?
「プログラミングを学ぶ明確な目的」を持っている方は、やはり成長が早いと感じます。
梅田校に通っていた、中国に1年間留学していた大学生の学習スピードが強く印象に残っています。
その方は府内の大学に通っていて、語学を専攻していました。
研究をする中で「大学の研究室のITリテラシーが低い」ことに危機感を持っていて、研究室のホームページを作ることを目的に、カリキュラムを学習。カリキュラムを終えた後は、ずっと研究室のサイトを作っていました。
研究室のサイトを作った後は、神戸の中華街の店舗を検索するサイトも開発。完成させていましたね。
プログラミングを学び始めてから1、2ヶ月で、研究室のサイトを始めとするオリジナルアプリを仕上げるのは並大抵のことではないです。
――その方は「研究室のサイトを作る」という目標が明確だったからこそ、すぐにプログラミングが身についたのですね。
そうだと思います。
プログラミング初心者の方は、こうした「明確な目的」を持っている人が実は少ないです。学習のゴールが不明瞭なまま、ふわっと勉強を始める方が多いです。特に独学の場合は、その傾向が強いですね。
大事なことは「学習のゴール」を、しっかりと定める事です。そうでないと「何を達成したらクリアなのか」が分からず、モチベーションが続きづらいです。学習のスピードも上がりません。
テックキャンプでは、メンター(講師)が学習プランに関する相談に応じています。「こういうアプリを作るのを、まずは最初のゴールにしましょう」という具合に、明確なゴールを設定するお手伝いをします。
もちろん、教室ではプログラミングに関する質問がし放題ですし、キャリアに関するご相談にも応じます!
1つの案件をこなす力が付けば、2つ目以降の開発もスムーズ!
――テックキャンプの受講を検討中の方に、アドバイスをお願いします。
少しでもプログラミングに興味があるなら、ぜひチャレンジしてほしいです。ハマると世界の見え方が変わります。「twitterの裏側ではどういう実装が行われているのか」といったことが見えてきます。
そうした仕組みを学ぶのは、本当に楽しいことです。
またプログラミングスキルを身につければ、仕事も受注できるようになります。
僕自身もゼロからプログラミングを、テックキャンプで学んだ一人です。いまは本当に「食いっぱぐれることはない」と強く感じてます。
テックキャンプを卒業した後、僕は色々な開発案件を受注しました。その中で気づいたのは「似たようなニーズに基づいた依頼が多い」ということです。
実は世の中で使われているサービスは、同じような仕組みの上で成り立っています。違うのは、上に乗っかっているコンテンツだけだったりします。
1つの案件をしっかりこなす力を身につければ、それ以降はスムーズに他の仕事にも対応できます。
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