本気でやりたいことを見つけよう。わたしが内定辞退、再就活を経てエンジニアという職業を選んだ理由
更新: 2021.07.26
希望していたSE職の内定を辞退し、再び就職活動をするという選択をした沖本麻衣さん。その選択にいたった経緯と、最終的に選んだスタートアップ企業でのWebエンジニアという仕事についてお話を伺いました。
プロフィール 沖本 麻衣さん
1993年生まれ。2016年関西大学の化学生命工学部を卒業。就職活動を終えたあとテックキャンプに参加したことをきっかけに内定を辞退し、再び就職活動を行う。スタートアップ企業でWebエンジニアとしてキャリアをスタート。
この記事の目次
内定辞退、再就活という選択に踏み切った理由。
──IT企業を中心に就職活動をされていたと伺いましたが、なぜIT企業に興味を持たれたのでしょうか?
IT系に興味を持ったのではなく、まずSE(システムエンジニア)という職業に惹かれたんです。就職活動はふたつの軸、理系の知識を活かしたいという思いと、手に職をつけたいという考えを持って進めていきました。
そのなかで出会ったSEという職業に魅力に感じ、就職活動を進めました。そしてある企業からSEとしての内定をもらい、満足のいく就職活動を終えることができました。
──希望通りの内定であったにもかかわらず内定を辞退し再就活という道を選ばれたのは、一体なぜですか?
きっかけはテックキャンプに参加したからです。自分が本気で取り組めることを見つけられたと思ったんです。
テックキャンプに参加した理由は、入社前にある程度の知識をつけたかったことや、知人にプログラミングの手伝いを頼まれたことから、夏休みを利用して短期間で本格的にプログラミングを学ぼうと考えたからです。
1週間のコースで1日12時間というハードな学習時間でしたが、プログラミングの勉強は本当に楽しかったです。自分の手で最初から最後までひとつのものを作りあげることができるということが何よりも魅力的に感じられました。※記事公開時の情報です。
また徐々に実力がついていくことが実感できるのもプログラミングの面白さだなと思いました。
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プログラミングを学ぶうちに気付いた自分の想い
──プログラミングの面白さを実感して、再就活を決意されたのですか?
それだけではなくて、テックキャンプを展開する株式会社divがスタートアップ企業であったことから、スタートアップ企業に興味が湧き始めました。
メンターの方々が楽しそうに、かつやりがいを持って仕事をされている姿がとても魅力的に見え、自分もこのように仕事に強いやりがいを持って働きたいという思いが強くなっていきました。
その頃から内定を頂いていた企業のSEとして働くことに迷いを感じ始めました。
そこで本当に自分がやりたいことを考え直した結果、大きな機関の一部にしか携われないSEよりも、自分ひとりで最初から最後まで作ることのできるエンジニアになりたいと気付いたんです。
そして内定先の企業を辞退することを決意し、webエンジニアとして働くため、再び就職活動をする道を選びました。
──内定辞退をして再就活することに対する不安や、周囲の反対はなかったのですか?
就職活動をし直す不安よりも、このままSEとして働いていくことに対する不安の方が大きかったですね。両親もわたしのやりたいという気持ちを応援してくれたので、迷いや不安はなかったです。
自分のこれからを決める「本気でやりたいこと」の見つけ方
──自分のキャリアを定める就職活動の際に「本気でやりたいこと」が見つからないという学生の声をよく聞きますが、それを見つけるためにはどのようなアクションを取れば良いとお考えでしょうか??
興味を持ったことに、どんどん積極的に挑戦してみることだと思います。わたしは大学3年生まで友達との遊びとバイトを繰り返すだけの毎日でした。
しかし友達に誘われたことをきっかけに、他大学や社会人の方と関わることができる学生団体に入りました。
いろんなバックグラウンドを持った人に会って話をしたり、異なる価値観に触れたり、様々な経験をしたことが、今の自分の行動力につながっていると思います。
実は、テックキャンプの受講も興味本位で始めたもののひとつに過ぎませんでした。しかしながら今ではこうして自分のキャリアを大きく変えるきっかけにまでなりました。
当初の私の就職活動の軸にも合っていますし、すっかりプログラミングの魅力にとりつかれてしまっています。
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実際にやってみることで気付くことがたくさんある。プログラミングもそうだった。
──これから将来について考えていく学生にアドバイスはありますか?
繰り返しになりますが、興味があるなと思ったことは何でもやってみるべきだと思います。学生時代は、これ以上ないくらい何でも挑戦できる自由な時間です。
私がテックキャンプに申し込んだ時、東京でしか受講ができなかったので、夏休みを利用してプログラミングを学ぶためだけに東京に1週間行きました。
「なんとなく格好いいな」でも「面白そうかも」でも、理由なんて些細なものでいいんです。 実際にやってみれば、気付くことがたくさんあると思います。
私は、テックキャンプに参加するという行動を起こして、実際に自分の手でコードを書いていくという経験をしたことで気付いたことや見えてきたことがあって、そのおかげで今こうしてエンジニアという自分のキャリアに自信を持って、楽しみながら働けていると思います。
沖本さん、貴重なお話ありがとうございました!
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