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人格否定とは?職場でのいじめや人格否定にはどう対処すればいいか解説

更新: 2020.03.04

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あなたは職場で人格否定を受けていませんか?個人の持つ人間性や本質的な部分を否定することは人格否定と呼ばれます。この記事を読むことで、人格否定が起こる原因や人格否定を行う人の特徴を理解することができます。そして、「良好な人間関係を構築する」「自身の能力を向上させる」といった対処法を学ぶことができます。

この記事のまとめ

近年、パワハラやモラハラといった職場におけるハラスメントの問題が顕在化してきています。厚生労働省の平成28年度の調査(出典:厚生労働省)によると、過去3年間にパワーハラスメントを受けたことがあると回答した人は32.5%となっており、約3人に1人はパワーハラスメントを経験していることになります。

労働局や労働基準監督署ではパワハラに関する相談が増加し、嫌がらせなどを理由とする精神障害等での労災保険の支給決定件数も増加しており社会問題となっています。

人格や人間性の否定を行う人格否定は典型的なパワハラの一種です。毎日通う会社において人格否定が繰り返されると、うつ病などの精神障害を発症する危険性もあります。

人格否定とは

人格とは、独立した個人としての人間性のことであり、個人の持つ一貫した行動傾向や心理的な特徴のことを指します。人格否定とは、その人の持つ人間性を否定したり、性格などの本質的な部分を否定することです。

会社内で人格否定を行うと、パワハラやセクハラの対象となることがあります。職場のパワーハラスメントとは「職務上の地位や人間関係などの優位性を背景に、精神的・身体的苦痛を与える行為」と定義されており、人格否定は精神的苦痛を与える行為に該当します。

パワハラを直接規制する法律はありませんが、被害を受けた人は損害賠償を求めて民事で訴訟を起こすことができます。また、パワハラは傷害罪や暴行罪に該当するケースもあり、犯罪となる可能性もあります。

人格否定をする理由は、相手よりも自分が優位に立ちたいといったことや、劣等感やストレスを感じているといったことが挙げられます。

なぜ人格否定が起きるのか?

人格否定が起きるのにはいくつか原因があります。まず考えられるのは、失敗の原因をその人の性格や人格に紐付けようとするためです。仕事での失敗の原因はいくつかあるでしょうが、すべての失敗がその人の人格に関係しているわけではありません。

例えば、納期に間に合わなかったという場合、スケジュールに無理があった、顧客が何度も要求を変更したといった、個人の人格とは無関係のことが原因である場合もあります。

また、人格否定を行う人が単にイライラした感情をぶつけているだけの場合もあります。これは、上司がイライラしていて部下にあたるといったように、職場で優位な立場にある人が行うケースが多いです。

人格否定を避けるには「人格」ではなく「事実」や「能力」、「成果」がフォーカスされる職種に転職するのも一つの方法です。また、スキルを上げて会社に貢献していれば、人格否定されることを防ぐこともできます。会社に貢献している人材は、周囲の人から認められるからです。

仮に特定の個人から人格否定されたとしても、自分の能力が高く、実績をあげているのであれば周囲からの評価は下がることはありません。

成果や能力によって評価される仕事の例

外資系企業のコンサルタント、マネジャーなど

外資系企業は成果主義。ミスなどが起きた際、その原因を「性格」のような属人的な要素、あいまいな要素に還元しません。

事実(ファクト)を重視し、あくまで論理的に原因を突き詰めます。そのため、人格否定が起きにくい職場であると言えるでしょう。ただし、成果主義であるため、業績にはシビアな面があります。

エンジニア

エンジニアも事実(ファクト)を重視する、成果主義の職種です。

例えば、エンジニアはリモートワークなど柔軟な働き方が広まっている職種の一つです。これらは「労働時間」「オフィスでの勤務態度」といった評価指標ではなく、成果物の品質などが重視されていることを意味します。

またエラーやトラブルが起きた際にも、その原因を特定個人の人格や性格に求めるということも起きづらい傾向があります。

例えば、プログラミング言語「Python」は、誰が書いても同じようなスタイルのコードが仕上がることで知られています。Pythonを採用している開発現場では、プログラマーごとのコードのバラつきが最小限に抑えられます。

つまりPythonで開発を行い、何らかのエラーが発生した場合は、個々人のプログラマーの働き方やコードに問題があるのではなく、当初のシステム設計に難があった可能性が高い・・・と言えるのです。

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人格否定をする人の特徴

他人を批判して安心したい

客観的で建設的な批判はプラスになることもありますが、他人を批判することで優越感に浸ったり、自分より下の人間がいると感じて安心しようとしている場合があります。

このような批判をする人は自分に自信がないため、他人を批判することで安心を得ようとします。

自信がなければスキルを磨いて自信をつければいいのですが、それをすることなく他人を批判して安心を得ようとするのです。実際は、そのような人こそ、人間性に問題があると言えます。

ストレスの発散をしている

仕事をするとある程度のストレスが生じますが、ストレスを自分で処理できない人は、他人を利用してストレスを発散することがあります。

特に、仕事や私生活がうまくいっておらず、溜まったストレスをぶつけたがっている人は、他者の人格否定をしやすいと言えます。

自分の部下や後輩など言いやすい人に文句を言ったり、部下を指導するのではなく怒ることでストレスを発散することもあります。例えば、部下がミスしたとき、ミスを指摘して注意するのではなく、感情にまかせて暴言を吐くといったような場合です。

特に、エンジニアなどは仕事柄イライラすることが多く、上司が部下に対してストレス発散のために人格否定を行うこともあります。

嫉妬している

人格否定をする人は、相手に嫉妬していることもあります。能力の高い人や周りからの評価が良い人に嫉妬して人格否定します。

相手の能力が羨ましいけれど、自分には能力がないといった場合、自分を肯定するために相手の人格を否定しようとするのです。

また、人格否定することで相手の自信を失わせようとしていることもあります。

エンジニアは能力の高い低いが顕著になる職種です。人と接するサービス業とは異なり、「できる」「できない」といったことがはっきりするため、個人の能力が明確にわかります。

そのため、能力の高い人を嫉妬して人格否定する人もいます。しかし、能力が高い人が評価されるのが会社ですので、間に受ける必要はありません。

コンプレックスがある

仕事の実績や学歴、過去のキャリアなどコンプレックスを感じている人は人格否定をしやすいです。

例えば、自身の学歴にコンプレックスのある人が高学歴の部下を持ったとすると、「一流大学を出ているのにこんなこともできないのか」などと発言し、部下に対して人格否定することがあります。

エンジニアの場合、能力や評価がはっきりしやすいため、他者に対してコンプレックスを感じ、人格否定してくる人もいます

コンプレックスを持っている人は、自分のことを肯定できていないので、他者の良い面を素直に認めることができず、それが攻撃性となって表れるのです。

自信がない

人格否定をする人は一見すると自分に自信があるように見えるかもしれません。しかし、本当に自信のある人は、他人の人格を否定することはありません。

自分に自信がない人は「自分の能力は劣っている」「自分は仕事ができない」など、劣等感情を抱えています。

そのような人が、能力のある人を素直に認めると、ますます劣等感情に苛まれます。「あいつは自分よりも仕事ができる」「だから自分はダメなんだ」といった具合に。

そのため「あいつは能力が高いかもしれないが、性格が悪いし、学歴もたいしたことない」などと相手を否定することで、自分を正当化しようとします。

相手の人格否定を行うことで、自身の持つ劣等感情から抜け出し、安心したいのです。

自信がないのであれば、プログラミングスキルを磨くために本を買ったり、スクールやセミナーに行くなどすればいいのですが、人格否定をするような人は自分で努力することなく、安易に他者を否定することで自己の正当化を図る人が多いです。

相手を傷つけたい

チームで仕事をしていると、いろいろな人の感情が複雑に絡み合って、様々なトラブルが生じることがあります。

例えば、上司から気に入られている人がいて、面白い仕事がその人に割り振られているとすると、「なぜあいつばかりがいい思いをするのか」といったような気持ちが生じることがあります。

また、激しく議論が衝突して喧嘩してしまい、憎しみの感情が生じることもあるでしょう。

そのような個人的な恨みや憎しみを持ち、言葉で相手を傷つけたいと思って人格否定を行う人もいます。また、中には単に相手を傷つけることが好きな人もいますが、そのような人の人格否定は受け流すようにしましょう。

人格否定されたように感じる言葉の例

性格を否定するような言葉や、「お前はバカだ」「ダメだ」といったネガティブな言葉、またプライベートに関して批判するような言葉も人格を否定されたと感じます。

また、人格を否定するつもりはなくても、言い方によっては相手が人格を否定されたと感じることがありますので、被害者ではなく加害者になってしまうことにも注意しましょう

人格を否定されたと感じるかどうかは本人次第なので、知らない間に相手を傷つけていることもあります。

性格・本質的な部分を否定する言葉

人格否定の代表例としては、その人の性格や本質的な部分を否定する言葉があります。「頭が悪い」「性格が悪い」「育ちが悪い」といった言葉は人格否定につながります。

持って生まれた身体的な特徴を否定することも人格否定になります。例えば「太っている」「背が低い」「ぶさいく」といった言葉は人格を否定することになります。

また、仕事の失敗を注意するとき、つい相手の性格に紐付けてしまいがちなので注意することが必要です。

例えば、

・コードのミスが多いのは、君の大雑把な性格が原因だ

・君は根暗すぎる。もっと社内の人とコミュニケーションを取れ

・のろまな君はまた納期を守らないんだろうな

といったような言い方は個人の人格に紐づけて注意しています。

ネガティブな言葉で否定する

性格面を否定する以外にも、「ダメ」「無理」「無駄」「バカ」などといったネガティブな言葉も人格否定に当たることがあります。

例えば「ミスも多いし納期も守らないダメなやつ」と言われても、何がどうダメなのかわからず改善することができません。「ダメなやつ」とはその人全体を否定していて、繰り返されて執拗に言われると人格を否定されているように感じます。

また「このプロジェクトに参加するのは無理」と一方的に決めつけてしまう言い方も、相手を全面的に否定しています。相手を尊重していれば「君にはこの能力が不足しているので、このプロジェクトに参加するのは難しいけれど、他のプロジェクトなら力を発揮してくれると思う」といった言い方になるはずです。

「君には何を教えても時間の無駄」という言い方も、人格を否定していることになります。君には学ぶ能力がないと言っているようなものだからです。

プライベートについて批判する

プログラミングとは

プライベートはその人の人間性がそのまま反映されているものなので、プライベートを否定することも人格否定につながります。そもそもプライベートは会社の業務とは関係のないことなので、それを引っ張り出してきて批判すること自体が問題です。

例えば「君は友人もいなさそうだから、休みの日でも出勤できるだろ?」などと言って休日出勤を促すことは人格否定につながります。「忙しくて大変だから休日に出勤してくれないか?」と頼めばいいところを、「友人もいなさそう」とわざわざプライベートを持ち出して人格を否定しています。

「君と結婚する人がいるなんて考えられない」と言うことも、プライベートを批判しています。結婚は個人的なことであり、仕事とは関係ないことだからです。

また「親の顔が見てみたい」といった家族のことなどについても、人格否定につながります。

人格否定を行う「ブラック研修」を行う企業もある

人格否定を研修の一環として、組織的に行う企業も存在します。

とある医薬品関係の企業に勤めていた男性は、新人研修で過去のいじめの体験を告白させられた上に吃音を指摘され、その直後に自死しました。このような研修は「ブラック研修」と呼ばれています。

ブラック研修は、新人を力で押さえつけようとする考えのある会社で行われることが多く、人格を徹底的に否定した上で新しい価値観を植え付け、会社にとって都合の良い社員に仕立て上げるといった目的で行われます

ブラック研修では、社訓や会社のルールを大声で何度も叫ばされたり、暗記させられたりします。「お前は無能だ!ダメなやつだ!」などと大声で罵倒され、人格を否定されます。

このような行為はパワハラに該当しますので、もし、ブラック研修を行っている企業に入社してしまったら、職を変えるなどして対策を取りましょう。

また、研修ではなく、面接で圧迫面接を行って人格否定を行う企業も存在します。

以下の記事では、就職面接などで人格否定されたと感じる方にお読みいただきたい記事です。考え方を改めて、前向きに面接に取り組めるようになるヒントを解説いています。

参照:就職面接での落選は人格否定ではない!落ちても気にしない考え方を解説

会社内で人格否定された時の対処法

相手の言うことを間に受けない

人格否定する人は自分に自信がなかったり、相手に嫉妬している場合が多いので、的を得ていないことも多いです。そのため、相手の言うことは間に受けず、受け流すことが大切です。

また、ただ怒りをぶつけられている場合も、相手の言うことを真剣に聞く必要はありません。ムキになって言い返そうとすると口論になりかねないので、返事だけはしておき、大きな事件にならないようにしましょう。

そのような人から人格を否定されても、自分に問題があるのではなく、相手に問題があると考えるようにしましょう。

もしあまりにも人格否定が酷いようならば、上司や他部署の先輩、人事などに相談するようしましょう。自分だけで解決しようとせず、周囲の人の助けを借りることも大切です。

メモや記録を取っておく

不当な人格否定を受け続け、精神疾患を発症して会社を解雇された場合、民事で訴訟を起こすことも可能ですが、その際には人格否定を受けたという証拠が必要になります。

そういった時のために、言われたことをメモやボイスレコーダーなどで証拠に取っておくとよいでしょう。

あまりにも過剰だと思われる場合、弁護士などに相談することも検討しましょう。誰にも相談せずに自分の中だけで抱えていると、心身に影響を及ぼす可能性があります。

人間関係を構築する

人格否定を受けないためには、人格否定を受けないよう周囲との人間関係を良好に保っておく必要があります。人から恨みをかうような行動をしていたり、陰で悪口を言ったりしているようでは、人格否定をされても仕方がありません。

また、職場で孤立していると、いじめのターゲットとされやすく、人格否定をされてしまう危険性が高まります。常に周囲と協力して仕事を進め、人から認めてもらえるような行動を取ることが大切です。

特にエンジニアは仕事柄孤立しやすいので、積極的に社内の人とコミュニケーションを図るべきです。わからないことを教え合ったり、助け合ったりすることで、良好な人間関係を築く努力をしましょう。

苦しい時や辛い時、事情をわかって相談できる人間関係を作っておけば、人格否定されたときでも対処しやすいです。職場の同僚でなくても、家族や友人であっても相談できる人がいるということは大切です。

相手より実力をつけ、業績を上げる

良好な人間関係を築く以外の方法としては、人格否定してくる相手よりも高い実力を身につけ業績を上げるという方法があります。

あなたを恨んでいる人がどれだけ人格否定をしようとも、成果さえ上げていれば、周りの人からの評価が下がることはありません。

エンジニアは実力の高さがはっきりとあらわれる世界。努力して技術を身につけた人が報われる世界であるとも言えます。

そういった環境では、実力をつけることで相手の人格否定やいじめを防ぐこともできます。

転職をする

人間関係を大切にして、努力して実力を上げたとしても、人格否定を防ぐことができない場合もあるでしょう。もしあまりにも攻撃され、打つ手がなく辛くなってしまったら転職も考えましょう

転職する際は、人格否定されにくい職業とは何かを考えるといいかもしれません。エンジニアは能力や成果が評価されやすい場で、能力が高ければ人格否定されることも少なくなります。

技術さえしっかり身につければ会社に貢献することができます。会社に貢献できる人は大切にされ、人格否定される可能性も低くなります。

転職する場合、次の職場で同じようなことにならないよう、しっかりとした実力をつけることが大切です。スクールに通い、自分のキャリアや実力を磨いてから転職するエンジニアもいます。

以下の記事はスクールに通ってスキルアップし、転職に成功したエンジニアのお話です。興味がある人は参考にしてみてください。

・「転職を繰り返したプログラマーが、土日にプログラミングを再習得!圧倒的成長を遂げ、キャリア再起動に成功

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この記事を書いた人

Yoshi Otobe
アメリカの大学でジャーナリズムを専攻。帰国後、医療、教育、ビジネス、ITなどの分野でライティング、編集、翻訳業務に携わる。現在はITとプログラミングについて勉強中。「基本情報技術者試験」「ITパスポート」「Webクリエイター能力認定試験」などの資格を所有。

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