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あなたは、就職する際の志望動機の書き方・伝え方について悩んでいませんか?
伝えたいことがありすぎて、自分をアピールするには一体どのように伝えれば良いのかわからなくなってしまうことが多いのではないでしょうか。この記事では、履歴書での書き方はもちろん、面接で対応する際の大切なポイントなどを紹介していきます。
面接では緊張してしまうため、思うように実力を発揮することができない可能性もありますので、イメージトレーニングをし、しっかり伝えられるように準備しておく必要があります。
この記事を参考に、今から始めてみましょう。出典:photo AC
履歴書・面接!必ず必要な志望動機
出典:photo AC
履歴書の欄にも用意されており、面接に行った際にも必ず聞かれるのが「なぜ、自社を選んだのですか?」という志望動機です。
それでは、志望動機の必要性について見ていきましょう。
志望動機とは
志望動機とは、職種や会社を移るきっかけとなった事、つまり「この企業を選んだ理由」の事をいいます。
他社ではなく、どうしてこの企業なのか、なぜ他ではだめだったのか、その理由をきちんと説明する必要があります。
様々な企業がある中で「どうしてここを選んだのか?」というのは、採用したい人材かどうか判断する材料として利用されており、学生さんの場合は「何がしたい人なのか?」「何ができる人なのか?」また、「この企業で何をしたく希望しているのか?」というのを見ています。
自分が社会人になった時を想像し、どんな仕事をしながらどんな人生を歩んでいきたいと思っているのか、志望動機をしっかり伝える為に自己分析を行う必要があります。
面接で様々な質問がある中、なぜ志望動機が大切なのか見ていきましょう。
志望動機が大切な理由
志望動機とは、自分のバリューを相手に伝えることになります。
企業の魅力や、どこに惹かれたのかを伝えるのも大切ですが、自分が企業にどれだけ貢献できるかをアピールすることが一番大切です。
採用担当者は、あなたがどんな人材なのか気になっています。
積極的に志望動機を伝えると良いでしょう。
万が一、相手から志望動機を聞かれなかった場合は自ら志望動機を伝える必要があります。
自己PRとして伝えるでも良いですし、自ら切り出すでも良いでしょう。
また、ストレートに「志望動機は?」という質問ではなく「どういった理由で応募をしたのですか?」「弊社に興味を持った理由は何ですか?」等の質問が来る場合もあります。
答えられるよう、しっかり準備しておきましょう。
アピールするべきポイントは?
その1.「意欲」と「理由」
自分が何をやりたいのかを明確にし、自分が志望した企業はどんな事業を行っているのかや何を目指しているのか、自分との共通点は何かなどをしっかり分析する必要があります。
意欲とは、自ら進んで何かを実行しようとする心の動きのことをいい、向上心を持ち、積極的に挑戦していくことがとても大切になってきます。
それだけの熱意を伝えるという事が、志望動機に欠かせないポイントなのです。
その2.内容は具体的に
自分がなぜこの企業を選んだのか、人事担当者になったつもりで志望動機を見て「なぜ?」「どうして?」を繰り返して考えると良いです。
企業を選んだ理由は、詳しく説明する必要があります。
業界の将来性や業界の中での会社の立ち位置、自分は会社のどこに共感して、これからどうしたいと思っているのか。
これら全てを明確にし、聞いている側の人事担当者も想像できるようにアピールする必要があります。
その3.あなたが会社でできる事
志望動機は理由だけではいけません。
この会社でできることもアピールする必要があります。
「自分の経験から、会社にとってのメリットは何なのか」を伝えます。
人事担当の方が「志望者のスキルは会社の役に立つのか?」などをイメージしやすいようにまとめておきましょう。
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志望動機の良い例
出典:photo AC
説得力のある志望動機にはコツがある
志望動機を伝える上で大切なポイントとして「ヘッドワーク型企業研究」と「フットワーク型企業研究」の二つが挙げられます。
「ヘッドワーク型企業研究」とは、志望企業の経営理念、事業内容、経営計画、資本金、売上高、現在の主力商品、過去のヒット商品、株価、社名の変遷、経営者の発言などを、インターネットや新聞を活用して調べることです。
これにより、志望企業の基本的な事柄を押さえることができます。一方「フットワーク型企業研究」は、例えば志望企業の商品・サービスを利用したり、パンフレットやチラシを収集したり、店舗見学をするなどして同業他社との比較をすることです。
引用元:マイナビ転職
志望動機を考える際、「なぜ、同業他社ではなくその会社なのか」というのを相手に伝えるため、商品名やサービス名、社員の名前などといった「固有名詞」を使用したり、自分が企業に貢献できる仕事内容を具体的に述べることによって、説得力の高い志望動機を伝えることができるのです。
また、フットワーク型企業研究のメリットとして、自分にとって理想の職場かどうかを確認することができます。
転職を成功させるためには、自分が活き活きと働ける場所なのかを見極めることが必要になるため、企業にとっても自分にとっても良い結果になるよう、入社前にしっかりと調べておきましょう。
企業・業界研究と自己分析
上記でも出てきましたが、「自分がなぜこの企業を選んだのか?」というのを具体的に説明できるようにしておく必要があります。
・志望した企業のどこに魅力を感じ、どこに共感したのか。
・自分が採用された暁にはその会社にとってどんなメリットがあるのか。
など、様々な視点から自己アピールするのです。
面接官は履歴書に書かれた内容をもとに質問します。
志望動機がその業界や企業にマッチしている内容でないと、本気で働きたいと思っていると伝わりません。
他の志望者より自分が優れている所を上手に伝えられると良いでしょう。
将来のビジョン
面接でキャリアプランを聞くのには理由があります。
まず一つ目は「将来目標の中で会社がどんな位置づけかを確認する」という事が挙げられます。
志望者の未来は、会社の業務や事業内容を含んだビジョンになっているのか?という事を採用担当者は見ています。
採用しても、本人のビジョンとその会社の仕事内容がマッチしていないと長く続かず、すぐにやる気を失ってしまいます。
二つ目は「目標を聞くことで目標設定力を確認する」です。
目標を設定できる方は、高い成果を達成できると言われています。
目標を設定することによってモチベーションを維持することもできます。同時に志望者に目標設定能力があるかを確認しています。
三つ目は「その目標に向かって現在努力しているかどうかを確認する」です。
口だけの目標ではないかを確認しています。
現在進行形で努力しているのなら、採用担当者に目標が嘘ではない事が伝わります。
また、向上心がある事も一緒にアピールすることができるでしょう。
このように、企業と志望者の方向性がマッチしているか、企業にとってどこまでプラスになる人材なのかを見定めているのが面接です。
いずれ独立したいという考えを持っていたとしても、面接で伝えるのは控えましょう。
志望動機の悪い例
出典:photo AC
採用担当者が見てきた、これだけは言ってはいけない悪い例をまとめました。
これからここで働こうとしている企業に失礼の無いよう、しっかり確認しておきましょう。
口先だけの志望動機
面接では、質問には具体的に答える必要があります。
「人の役に立つ仕事をしたい」「成功したい」「感動しました」など、漠然としたことを言われても信憑性に欠け、面接官も困ってしまいます。
熱意で押し切ろうとする方もいますが、面接官からしたら論外です。
面接前に会社のホームページを見てしっかり研究してから志望動機を考えることで、自分の志望動機と会社の方針がマッチして筋の通った返答をすることができます。
そのため「なぜ、当社を選んだのか?」という事が細かく伝わる様、しっかり自分の意見をまとめて面接に挑むことが必要になってくるのです。
御社で学びたいはNG
「未経験可」の求人であっても、御社の研修を当てにしている発言は良くありません。
自分では勉強熱心な部分を伝えているつもりでも、面接官からしたら「自ら戦力になろうとしない、受け身な人間」と捉えられてしまいます。
この場合、最初から教わる気満々な事をアピールするのではなく、「会社にどう貢献していこうと考えているのか」や「働く意欲」をアピールすると良いとされています。
原則として、会社は学校と違い、勉強しにいく場所ではない事を肝に銘じておきましょう。
待遇の魅力はアピールしない
給料面や休み、福利厚生、残業のなさなど、仕事内容以外の返答もあまり積極的に何度も聞くべきことではありません。
ブラック企業なのかホワイト企業なのかを見極めるのは必要な事ですが、そういった情報は事前に調べておきましょう。
ですがやはり待遇面も大切ですし、重要視してしまう気持ちもわかります。
しかしそれでは、志望した会社より良い待遇の企業から一声あれば辞めてしまうのか?と疑われてしまいます。
長く勤めるつもりであることは大前提で面接を受ける事が大切です。仕事に関係のない事を面接で発言するのは控えましょう。
待遇面を調べるのであれば、ネットや自分で会社の終業時間にオフィスに行ってみましょう。
会社は仕事をしに行く場所です。まずは、会社自体をしっかり見つめ、事業内容・仕事内容を照らし合わせたものをアピールしましょう。
過剰な自信
自分をアピールすることはとても大切な事です。
しかし、エスカレートしすぎて上から目線になってしまうのは気を付けなければなりません。
「私がいれば会社は成長します」「私のスキルには見合わないが、スカウトメールが来たから来てやった」など、根拠のない上から目線での発言はしてはいけません。
それぞれの企業が、良い人材を自社で採用したいと考えているのは当然の事ですが、会社にとってどう役に立ってくれるのか見定めるのは面接官の仕事であり、面接している本人ではありません。
面接では、自信を持って受け答えすることも必要ですが、適度な謙虚さも必要になってきます。
自信のアピールが、ただの自慢話にならないよう注意が必要です。
仕事内容より場所アピール
企業での仕事内容についての回答ではなく、企業の地理的な場所を志望動機にしてしまうのはNGです。
仕事を選ぶ際、無意識に場所も含めて企業を探していることが多く見受けられます。
多少は仕方のない事ですが、企業側からしたら「自社で働きたい理由」にはならないのです。
「自宅から近かったので」や「地元で働きたくて」などは、仕事内容は特にこだわりがないと見られ、どの企業でも良いのではないかと思われてしまいます。
面接で場所についてのアピールはしないようにしましょう。
これで伝わる!志望動機の書き方・伝え方
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志望動機の文字数について
文字数はだいたい200文字程度が最適、多くても300文字が良いと言われています。
しかし大切なのは、文字数に拘りすぎずに伝えるべきことをしっかり伝えることです。
文字の大きさも小さく書いて量を増やすのも、書くことが無く文字を大きく書いてごまかすのもどちらも良くありません。
だらだら書いてしまうと、志望動機から話が反れてしまう恐れがあります。
200文字というのは意外とあっという間で、伝えたいことが沢山ある方は言葉をまとめていく必要があります。
この「自分なりの言葉でまとめる」という事に一人一人の自分らしさを引き出すことができるため、一工夫するこの工程がとても大切なのです。
200~300文字を目安に伝えたいポイントを押さえ、志望動機を書くと良いでしょう。
未経験の業界に転職する時
今までと違う業界に転職する場合、「なぜこの業界に興味を持ったのか?」を伝える必要があります。
興味を持ったキッカケから、仕事にしたいと思った経緯についてまとめておきましょう。
職種・業界が決まれば、次は企業を選びます。
同業他社というのが必ず存在する中で、なぜその企業を選んだのかという決め手になるのが「商品やサービスの内容」「企業理念や経営基盤」「仕事内容やポジション」「将来性」などです。
しっかりと企業を把握して、志望動機を作成していきましょう。
同業他社へ転職する時
同業他社への志望動機は3つのポイントがあります。
まず一つ目は「業界内の特別なポジションを説明する」という事です。
例としてあげると、エネルギー事業に強いのは「三菱商事」と「三井物産」、非資源分野の繊維であれば「伊藤忠商事」、食料や電力に強いのは「丸紅」と言われています。
また、ソフトバンクでは「携帯事業」だけではなく「インターネット事業」に強みを持っていることを伝えられたら評価してもらえる可能性が上がります。
二つ目は「社風や企業理念から説明する」ことです。
同業者だと、企業の違いをみつけられない場合があります。
しかし、会社の社風や企業理念はその企業ごとによって大きく異なるため、働き方も変わってくるのです。
企業理念に共感するという事は、その会社の社長の考えに共感しているわけですから、会社の方向性や事業への取り組み方についての考え方が同じであると言えます。
三つ目は「働いている従業員から説明する」ことです。
このアプローチの仕方は上の二つと比べて、どんな企業にも利用できる手法です。
この企業で働いている従業員の魅力を前面に引き出し、OB訪問や会社の説明会などで出会った方が他社よりも魅力的だと伝える方法です。
何が魅力的だったのか具体的に伝えると良いでしょう。
自分の企業で働いている人材を良く言われて悪い気をする方はいないでしょう。
【例文紹介】良い志望動機が思い浮かばない方へ
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どうしても志望動機が思い浮かばず、行き詰まってしまってはいませんか。
そんなあなたのために、未経験の業界へ転職する時の志望動機の例文をご紹介します。
常にスキルアップが見込めるIT業界について
IT業界では、未経験で入社したその年から覚えることが沢山あります。
多くの資格の他に身に付けるプログラミング言語も一つではなく、現場の環境や作業内容によっては「コミュニケーション能力」や「マネジメント能力」等、一緒に仕事をするチームのメンバーが変わるたびにパートナーに合った接し方で作業を進めていきます。
一部の資格ですが、こちらもご参照ください。
IT業界エンジニア 志望動機
こちらは、不動産の営業からシステムエンジニアへ転職を希望された方の志望動機です。
大学で学んだ知識を生かしたいという思いを捨てきれず、またチームでひとつのものを作り上げることにも魅力を感じ、システムエンジニア(SE)職を志望いたしました。
これまでの営業経験で培ったコミュニケーション力と持ち前の向上心は、システムエンジニア(SE)として活躍する上でも役に立つと思います。
また、御社では、企画段階で顧客との打ち合わせに参加できるとのことで、少しでも早くそのような活躍ができるように積極的に業務に取り組んでいきたいと思います。
なお、Javaについては大学でも学びましたが、現在独学で勉強しなおしております。
引用元:リクナビNEXT
事務員の志望動機
こちらは、販売職から事務員へ転職を希望された方の志望動機です。
デザイン性と機能性・コストパフォーマンスすべてが優れた御社の商品を長年愛用していることから、今回御社の求人を拝見してぜひ入社したいと思い応募しました。
前職はアパレルの販売をしていましたが、売上管理などでエクセルを日常的に使用するなど、事務処理は得意な方だと自負しています。
さらに経費管理表も独自のものを作成したことで、スタッフの残業時間を10%削減するなど、余計なコストも極力減らして収益改善に貢献。この経験を活かして、御社の事業成長を支えていきたいと思っています。
引用元:リクナビNEXT
営業の志望動機
こちらは、総務職から営業へ転職を希望された方の志望動機です。
総務と比較して、自分の成果が明確な数字に表れること、成果が評価や待遇に還元されることから営業職に応募しました。
特に御社では、国内外1000社以上と取引している幅広さと、入社後、チーム体制でサポートし合いながら成長し、活躍できる点に大いに魅力を感じました。未
経験ではありますが、総務職では各部署と頻繁にコミュニケーションを図りながら業務を円滑に推進していたので、その力を存分に発揮しつつ、御社では現場に出向いて顧客の声やマーケットの変化を事業に還元したいと考えています。
引用元:リクナビNEXT
まとめ
いかがでしたか。
転職・就職をする際、相手に自分の熱意を伝える1番の手段が志望動機です。
志望動機の伝え方をしっかり守ることによって、好感度が上がる可能性があります。
様々な場面で伝え方は異なりますが、自分がこの企業を選んだ理由を明確にし、自己アピールもしっかりしながらどうしてもここで働きたいという熱意を自分の言葉でまとめ、準備しておきましょう。
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